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産地直送ブログ

2018年、湯沢市の岩崎地域・末広町の鹿島様づくり!

2018年5月8日

湯沢市の移住コーディネーターとして活動中の増永洋子さんから
岩崎地域・末広町の「鹿島様づくり」のリポートが届いたので、ご紹介します!

末広町の鹿島づくり2018 (20)

4月22日、快晴の中、湯沢市・岩崎地域の末広町で鹿島様づくりが行われました。
ワラで作られた鹿島様は、地域に疫病や悪者などが入らないように、
また、地域内で悪いことが起きないように守っている人形道祖神です。
現在は、年1回、春に、地域の方が力を合わせて作りかえています。

●過去の作業風景はこちらから
→2015年リポート  →2016年リポート  →2017年リポート
→岩崎地域の鹿島様について(元気ムラサイト記事)

まずは、鹿島様の体のパーツを、個々に分かれて作っていきます。
パーツ作りの担当が決まっていると思われがちですが、
実ははっきりと決まっていません。自然と役割分担が決まっているとのことで
「あの部分は、あの人しか作れね」
「毎年この部分を作っている。これしか作られねからな~」
と多くの人が言います。

末広町の鹿島づくり2018 (1)
当日8時は、こんなに多くの方が集まっていました!
「はかまとり」をする方や、パーツ作りをする方など様々です。

全行程を撮影したかったのですが、すべて同時進行のため、
撮影しきれませんでした(ついつい個々の行程をじっくり見たくなり……)。
今回は「トバ」と「横綱」の作業をじっくりと見せていただきました。

末広町の鹿島づくり2018 (3)  末広町の鹿島づくり2018 (2)
こちらが、「トバ」の作業。
トバは腕や足に覆っている部分のこと。
写真では伝わりにくいのですが、皆さん、手慣れててスピードがあります!
つい無言で見入ってしまうほど。 
他でもパーツ作りが行われる中、トバ部分は最後まで作業されていました。
人数も時間も必要な作業のように感じました。

末広町の鹿島づくり2018 (4)

このようにワラを繋げていきます。

末広町の鹿島づくり2018 (5)
完成して、巻きつけるとこのようになります。
見ての通り鹿島様は大きいので、ワラもたくさん必要です!
何枚も重ねるので作るのは大変ですね。

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「よし! やるか! 」の合図で「横綱」づくりが始まりました。
横綱づくり1 横綱づくり2

呼吸を合わせて3つの束をねじります。
左側の方がつるしている紐を支えています。
全員の力を合わせなければできません。見ているこちらも力が入るほどです。

横綱づくり3 横綱づくり4

若い世代の方と先輩が一緒に作業しています。

地域の先輩方からお話しを聞くことができました。
「若い人に伝えていかなくてはいけない。こればっかりは言葉だけで伝えられない。実際に作業しながら体で覚えていってほしい。」と力強い言葉で教えてくれました。

年に1回しかない中で、先輩の背中や行動を見て学ぶと思うと、
この伝統ある行事で過ごす時間は、とても大切だと改めて感じました。

末広町の鹿島づくり2018 (11)
はみ出ているワラを切っていき、
さらに火で炙り表面をきれいにして出来上がりです。

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末広町の鹿島づくり2018 (12) 末広町の鹿島づくり2018 (14)

こちらは腰に巻きつける部分です。ワラを槌で柔らかくしてから四つ編みします。

末広町の鹿島づくり2018 (13)
「手を離すとほどけてしまうから、ぎゅっとおさえなくちゃいけない」
おっしゃっていて、触ってみると固くて驚きました!

末広町の鹿島づくり2018 (15)
さらに火で炙り表面をきれいにします。

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ある程度、個々の作業を終えると、いよいよパーツを組み合わせていきます。

末広町の鹿島づくり2018 (16) 末広町の鹿島づくり2018 (18)

末広町の鹿島づくり2018 (17)

「もっと東!」「少し下に!」と声をかけながら調整していきます。

末広町の鹿島づくり2018 (19)

よく見ていると、上で作業している方に何回も小さいワラを渡しています。
実は、この小さいワラは「ナデ」といいます。
頭部の後ろなどには「ナデ」を入れ、グラグラしないように支え固定します。

末広町の鹿島づくり2018 (21)

裏側でも作業しています。
こうしてたくさんの方が関わり、鹿島様はできているのです!!

末広町の鹿島づくり2018 (22)

多くのカメラマンが、完成する歴史的瞬間をカメラに収めています。

末広町の鹿島づくり2018 (23)

鹿島様が完成し、全員で参拝します。

ご神体のしめ縄も新調 ご神体前のろうそく

(写真・左)鹿島様の左には同じく新しくなったご神体があります。
      ご神体のしめなわも、この日、新調しました(^^)
(写真・右)ご神体の前にあったろうそく台も
      地域の方が試行錯誤しながら作ったそうです!!

「今年の鹿島様は、ワラがあおくて良い!」
地域の皆さんがおっしゃっていました。
毎回、完成の出来ばえが違うのも手作りならではですね。

末広町の鹿島づくり2018 (26)

今回、4月から湯沢市に来た地域おこし協力隊の
豊留侑莉佳さんも参加しました。
地域の方とお話ししながら楽しく作業していましたよ!

私は、行事に関わらせてもらい5年目になります。
どのパーツ作りも同時進行なので、一度に全てを見ることができません。
毎年発見があり、新鮮な気持ちで作業を見学させてもらっています。
これからも受け継がれ、長く続いてほしいと願っています。

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増永さんの鹿島様づくりリポート、いかがでしたか?
毎年、末広町で行われる鹿島様づくりには、
貴重な農村行事ということもあり、カメラマンやマスコミの方が多く集まります。
住民の皆さんの努力によって、大事に受け継がれてきているんですね。

末広町から鹿島様づくりの様子をお届けしました!

Author: | Category:03地域からの情報提供, 岩崎地域


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