5月5日の子供の日、八峰町の石川地域で、「曽布沢神社祭典」が開催されました。
朝型に雨が降った石川地域ですが、祭典の時間になると、この通り!
天狗の面をつけた「猿田彦」に先導され、お神輿をひっぱりながら練り歩く
元気な子供たちの姿が見られました。
今年は、桜が遅咲きだったため、祭典とともに桜が満開になった石川地域。
集落の中心にある「曽布沢神社」の例大祭は、歴史のある祭典と言われています。
朝9時から、神社で始まった神事には、石川郷中や、石川生産森林組合、石川上下水道維持管理組合など、
地域の関係者が集まり、今年1年間の石川の繁栄や、氏子の健康などを祈願しました。
曽布沢神社に祭られた神様に、供物をそなえ、宮司さんにより神事が進められます。
お祓いが終わり、巫女さんによる「浦安の舞」が奉納され、
集落のみなさんが、玉ぐしを神様の前に奉納しました。
神事が終わったら、子供たちによるお神輿の運行が始まりました。
石川のメインストリート、約2kmを、子供たちが練り歩くのが、この祭典のもうひとつの見どころ。
お神輿は、曽布沢神社の神様と言われ、
神様が地域をまわることで、そこに住む人々は、神様からご利益を与えられます。
「ワッショイ!ワッショイ!」と子供たちの声が聞こえると、近所の人たちも家々から出てきました。「かわいいなぁ~」とにこにこしながら、石川の人々が、お初穂を渡します。
集落を練り歩いていると、こんな一コマも。春を感じる1ショット。
さて、午前10時ころに曽布沢神社を出発し、休憩をはさみながら、1時間以上かけて
運行してきたお神輿も、ゴールまで、あともう少しです。
……と思ったら、何と道路の先が見えなくなりました。
ここは、石川の人々が口をそろえて言う「稲子沢の難所」です。
ご覧の通りの急こう配。
子供たちは、ちょっと楽になった感じですが……
猿田彦にとっては、難所中の難所です。細心の注意を払って歩みを進めます。
後方の子供たちも、猿田彦のスピードに合わせています。そして……
無事に子供たちの先導を終えました!
猿田彦さま、お疲れ様でした!
この後、子供たちは、曽布沢神社隣にある多目的集会施設に戻り、
親の会が主催するレクリエーションを楽しみました。
神事に参加した石川郷中のみなさんは、宮司さんを招いた、直会(なおらい)に参加します。
取材班も、直会に、参加させていただき、ご馳走していただきました。
写真は、直会に出た山菜料理。その他、もっちもちのだまこ鍋など、
石川のお母さんたちが作った美味しい料理を、ほおばりながら、
集落の人々が笑顔で語らう風景が見られました。
石川の家内安全、五穀豊穣、商売繁盛を祈願する曽布沢神社の祭典は、今年も無事終了。
地域の人々が集まり賑わう場所を、今後も残していって欲しいと、感じた祭典でした。
……最後に、石川といえば、やっぱり「石川そば」です!
写真は、石川郷中の薩摩さん宅で作られた、手打ちの石川そば。
なんと、取材班、お土産にいただいてしまいました。
本当に、石川の人々のおもてなしには、かないません。
豆乳を使用している石川そばは、植物性タンパク質が豊富なので、栄養価の高いお蕎麦です。
ヘルシーで、女性の方にもお薦めですよ!
直売所おらほの館で、気軽に手に入りますので、ぜひ、一度味わってみてください!
以上、石川地域・曽布沢神社祭典のリポートでした!