湯沢市の移住コーディネーターとして活動中の増永洋子さんから
湯沢市・岩崎地域の「初丑(はつうし)まつり」のリポートが届きました♪
勇壮な岩崎地域の伝統行事をご紹介します!
↓以下、増永さんのリポートです(^^)
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*
2017年12月16日、雪が降る中、岩崎地域の「初丑まつり」が行われました!
「雪が降らないと初丑まつりではない!」というくらい、
このお祭りには、「雪」がつきものだそうです。
江戸時代初めごろから行われ、一度中断したこともありますが、
平成元年頃に復活し、岩崎地域での伝統行事となっています。
末広町をはじめとする各町内の男性たちが、ふんどし姿で「恵比寿俵」を担いで
町内を練り歩き、水神社へ奉納します。
見どころはなんといっても神社に奉納するときの、
男たちの迫力のある激しいやりとり!今年も多くのカメラマンや
地域の方が水神社に集まりましたよ!!
当日は、16時過ぎに末広町内会館をのぞいてみると、
町内の女性たちが「腹ごしらえ」の準備をしていました。
練り歩きの前の「腹ごしらえ」では、
町内の女性がおにぎりや漬物、豆腐汁を作ってくれます。
豆腐汁は大きなお鍋に鶏でだしを取り、
大きなバケツに入った寄せ豆腐をすくい取りお鍋の中へ!
最後にすりおろした生姜をのせて完成です。
優しい味で、体全体を包み込んでくれるような気持ちになります。
男性陣は1時間ほどかけては町内の方々と食事を楽しみ、日本酒で体を温めます。
おにぎりと漬物……お酒もすすみますね!
おにぎりの中身は、ぼだっこ(鮭)でした!!
その後、男性たちは、ふんどし姿になり、会館を出発し、
恵比寿俵を担ぎながら水神社を目指します。
「ジョヤサー、ジョヤサー」と、男たちの声が町内に響き渡ります。
練り歩きをして、水神社に到着しました。
さてもナー ヨー 美しヨー アーララエー
この恵比寿俵 この屋のナー 神社に
納め置くナエ― ジョヤサー ジョヤサー
(えびす俵奉納 納め唄より)
「うぉ~!!」男たちは声を出し、
ドンドンドンドンと太鼓の音が大きく激しく神社に響き渡ります。
男たちは恵比寿俵を奉納しようとしますが、
先に納めた町内の男たちがなかなか納めさせてくれません。
このやりとりでは盛り上がるため、今年も多くのカメラマンや
地域の方が集まっていました。見ている方も力が入ります!
末広町も無事に奉納できました。
町内でも参加する若者の減少が深刻な悩にとなっている中で、
毎年まつりを楽しみにしている市内外の若者たちがいます。
末広町では今年3名の町内外の若者がまつりに参加しました。
一人は、このまつりの為に岩崎地域を訪れています。
「今後も岩崎に、市内外の若者たちが来て参加してほしい!!」と
地域全体で強く願っています。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-**-*-*-*-*
増永さんのリポート、いかがでしたか?
別名「裸まつり」とも言われる初丑まつりですが、
お祭りに参加したい人は地域の内外を問わずに受け入れています。
毎年、旧暦11月初めの丑の日(12月上旬~下旬です)に行われますので、
参加してみたい方は、岩崎地域の拠点施設、
かしま館の初丑まつり担当(電話:0183-73-2904)までご連絡ください!
岩崎地区自治会議の公式ウェブサイトでは、
初丑まつりの動画をはじめ、地域行事の様子が紹介されています。
ぜひご覧くださいね♪
→湯沢市ふれあいふるさとセンター「かしま館」(外部リンク)
集落活動コーディネーターがお届けしました。
増永さん、リポートありがとうございました!