1月7日(日)、にかほ市の小砂川地域にお邪魔しました。
男の子たちが主役の「大日堂子ども獅子舞」をご紹介します!
大日堂子ども獅子舞は、1月7日と8月7日の年2回、
地域の子供たちが、地域の家々を訪問しながら
家内安全、五穀豊穣、大漁豊作などを祈願する行事です。
小砂川地域は200軒以上ありますから、練り歩きは1日かかりますよ(^^;
小砂川には大人と子供の獅子舞があります。
左が大人用、右が子供用の獅子頭で、大人は7kg程の重さ!(子供用は約半分)
皆さんは獅子頭を「お頭(おかしら)様」と呼んでいました。
子ども獅子舞で練り歩くのは小学生から高校生までの男子!
今年の参加者の最年少は小学4年生だそうです♪
記念撮影して出発!
玄関先で「大日堂でーす!」と住民に声をかけて
「門掛(かどかけ)」を行います。
門掛とは家の前で獅子の口を「カンカン!」と噛み合わせて
「お頭 おいで~」と家の中に向かって声をかけます。
お初穂と大日如来のお札を交換する流れのことを言うそうです。
ほとんどの家は門掛ですが、
希望のあったお宅に上がり、舞を奉納することもあります。
にかほ市の旧象潟町では、この「十二段獅子舞」の流れを組む獅子舞が
ほとんどの集落に伝わっているそうです。
「十二段は1月から12月までの四季の意味もあるんじゃないか?」と
住民の方が話していました。上の写真は「耳隠し」という所作。
部屋の四方に向かって厄を払ったりと、一つ一つの所作に意味があるそうです。
獅子舞が終了したら、家の方のもてなしを受けながら休憩タイム。
家の方が「うちの孫もやってるけど、この子たち(高校生)が
小学生の頃から見てきてるよ」と話しているのを聞いて、
今、小学生の男の子も、先輩たちのように、
すくすく成長していくんだろうな~と感じました♪
この日、子供たちに付き添っていた保存会副会長の伊東さんは
小学生の時に獅子舞を習い、
「楽しくて、いつのまにか、ず~っと続けている」そうですよ。
自治会長の須田さんは「子ども獅子舞は養成機関のようなものだと思う。
小砂川には大人獅子舞もあるけど、子供の頃から獅子舞を習い育てれば、
大人になった時にやりやすい」と話していました。
住民の皆さんが、子供たちの成長を見守れるのもいいですね。
この日は1日、地域に太鼓や笛の音が鳴り響いていました♪
小砂川自治会のウェブサイトやフェイスブックにも
アップされているので、ぜひご覧ください(^^)
→小砂川自治会ウェブサイト
→小砂川自治会フェイスブック
集落活動コーディネーターが小砂川地域からお届けしました!
鳥海山の湧き水が流れる清水場地区の水路です。
昔はここで洗濯したり、ビールを冷やしたりしたそうです(^^)
取材を終える頃、特急いなほが通過していきました♪