4月29日、晴天に恵まれた男鹿市の五里合地域で、第60回五里合地区祭典駅伝が開催されました!
60年前、この時期に行われる五里合神社祭典に合わせ、
五里合村の青年たちが始めたという集落対抗駅伝です。
……60年前というと、1952年!!!!! 昭和27年に駅伝を始めたことにも驚きですが、
60年間続いているというのも驚きです!
スタート地点は、五里合出張所前。
全8区間、合計12.3kmの距離を、集落ごとに結成されたチームが、タスキをつなぎます。
1区間は約1km~2kmと、けっこうな距離です。
安田海岸が見えるビューポイントや、寒風山をバックにランナーたちが、駆け抜けます。
今年は、五里合地域の「鮪川」「中石」「谷地」「石神」「箱井」「琴川」の6集落が参加。
タスキも各集落ごとに異なります。「がんばれ谷地」と文字が書かれたタスキは谷地チーム。
参加ランナーは、大人から子供まで、年齢制限がないため、
親子で参加し、タスキをつなぐチームもあるそうです。
では、ここからは、各チームの真剣な戦いをご紹介していきましょう。
パトカーに先導されて、トップチームが走ってきます。
各区間に設置された中継所には、近所の人たちが、集まってきました。
みんなが見守るなか、走ってくるのは……
鮪川チームの薄田洋輔さん!
なんと薄田さんは、箱根駅伝に出場したことがあるそうです!
観客のみなさんも「今年、洋輔でるのか!」と、驚きの様子。
五里合地域のまさにスターですね~。
みなさん、「洋輔帰ってきたのか~」と談笑しながら、薄田さんの雄姿を見守ってました。
※横断幕を掲げるのは、薄田さんのご家族です。お母さんたち嬉しそう!
親子のような年齢差でタスキをつなぐ風景が、ほほえましいですね~。
そしてちゃんと伴走もついています。地域の駅伝といってあなどってはいけません。本格的です。
石神、中石、谷地、箱井と、各集落がタスキをつないでいきます。
琴川の小さなランナーも……
タスキを受け取り、全力疾走!
五里合の田園地帯の周囲を走るランナーたち。
沿道で人々が見守りますが、まだまだ姿は見えません。
「あの辺を走ってるかな~」と遠くを見てると……
パトカーの先導により、ランナーが見えてきました。
通りすぎるノリのいい五里合の人々の姿も(笑)。
この駅伝は、五里合地域で、最も若者が集まるイベントと言われています。
取材班も今回、初めて見ましたが、見てるだけで面白い!
みなさん、和気あいあいとしてますが、必死に走る姿に「熱い」ものが伝わってきました!
ゴールはスタート地点の五里合公民館前。
今年の優勝は、「石神」チームでした!
ここ数年は石神集落の優勝が続いてるそうです。
表彰式では、優勝トロフィーと賞状の他にも、区間賞も授与されました。
こちらは、激闘を終え、和気あいあいとする五里合の子供たち。
カメラを向ける前に、「撮って~!」とやってきます。その後「載せてね~!」とのコメントも忘れません(汗)
五里合地区祭典駅伝は、晴天の青空のもと、60回目のタスキをつなぎました。
駅伝が終わると、各チームは、集落に戻り、反省会や、子供神輿の準備に移っていきます。
この日は、五里合神社祭典も行われ、五里合地域全体は、とっても賑やか。
60年続く伝統の駅伝は、人々の笑顔であふれていました。
今後も、このサクラの花と一緒に、地域を華やかにしていってほしいと感じたイベントでした。
※おまけ
個人的に、とても好きだった、各チームの伴走のみなさん。
のどかな五里合地域をランナーと共に走る姿が、と~てっも「グッド!」なのでご紹介!
スーパーカブで伴走するのは「中石チーム」。
やはり、五里合の人々はノリがいいな~!
以上、五里合地区祭典駅伝の報告でした!
そして、次は、五里合神社祭典の様子をリポートします!