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能代市檜山の母体(もたい)地区とARCグループの「炭やきプロジェクト」♪

2017年7月10日

窯から炭をとりだす

6月24日(土)、能代市檜山の母体(もたい)地区に行ってきました!
この日は県内の大学生でつくる「ARCグループ」メンバーが
母体に来て「炭」づくりを行いました!
炭がどうやって作られるか、皆さんご存じですか?
今回は地域住民と大学生による炭やきプロジェクトをご紹介します♪

炭焼き窯の目印看板

檜山の中心部から県道294号を東に進むと、
羽立集落の手前で「炭やき体験学習」の看板を発見!
写真の左に見えるのが、母体の炭やき小屋です。

●母体地区の炭やき窯
母体の炭焼き小屋

母体の炭焼き窯

9:30頃、取材班が到着すると、母体共有林野管理組合のお父さんたちと
ARCの学生さんらが炭やきの作業を行っていました!

●炭の材料を運ぶ
木材を一輪車にのせて 一輪車で木材を運ぶ

この日は、炭の材料となる木材の切り出しと運搬作業。
炭には広葉樹の「ナラ」の木が適しているそうです!
丸太を一輪車にのせて……

急斜面 木材を運ぶ

急斜面を慎重に運んでいきます。
「あ~これ重すぎるかな~?」と慎重に慎重に作業。手慣れています♪
この木材を火入れした窯に入れて、蒸し焼きにすると、
木の揮発成分が取り除かれ「炭」になるんです。

●窯から炭を取り出す
6月24日の炭出し

こちらは窯から炭を取りだし、灰をかけて冷却している作業。
これは「ネラシ」と呼ばれる作業で「白炭(※)」づくりの特徴なんです。

※白炭は火のつき方は黒炭より遅いのですが、火持ちが長いのが特徴で、
秋田は全国有数の白炭の産地でした。

白炭の特徴ネラシ

「(熱で)メガネ壊れるから気をつけろ~」との声も^^;
顔が真っ赤になるほど熱くて厳しい作業、みんな汗だくですが
「山仕事の疲れはすぐとれっから、大丈夫だ!」。
お父さんたちと、学生さんの息のあったコンビネーションがお見事♪

●母体の炭やきの歴史
ARC炭焼き3月18日

昔から「炭」は暖房や炊事など生活に欠かせないもので、
母体の人々は炭づくりを冬の生業とし、現金収入にあてていたそうです。
しかし電化製品が普及し、炭の需要も無くなっていきます。
母体で炭やきの煙があがったのは昭和30年代まで。
高度経済成長の時代とともに、住民の皆さんは冬の炭やきを辞めて、
出稼ぎに出るようになりました。

●大学生と母体地区のつながり
ARCグループ母体の活動(5月13日)

ところで、なぜARCの皆さんは母体に来ているのでしょうか?
(上の写真は今年5/13の炭やき作業の様子。学生さんが14人も参加しました!)

ARCグループは地域おこしに取り組む県内の大学生で組織されていて、
檜山の他にも、上新城(秋田市)、安全寺(男鹿市)、白岩(仙北市)や
藤里町などで地域貢献のために活動しています。
(元気ムラ応援団にも登録してくれています!)

檜山地域の母体とのおつきあいがスタートしたのは平成26年からです。
ARCのメンバーが、炭やきをしていた話を聞き、
「もう一度、母体に炭やきの煙をのぼらせよう」と地域の皆さんと
計画から窯の制作、炭づくりと一連の活動を二人三脚でやってきました。

母体窯づくり9月5日

炭やきのプロジェクトが本格化したのは平成28年から。
昨年9/5から5日間、母体に泊まり込んで窯づくりに取り組み、
60年ぶりに母体に炭やきの煙があがったんです!

この窯で作った炭は、現在、檜山地域の「大髙園」さんの
製茶作業にも使用されていますよ。
元祖檜山茶大髙園の製茶作業が始まりました!(元気ムラブログ)

●若者の存在が張り合いになる
母体のお父さんたち

DSCF1393 ARCのメンバー

母体のお父さんたちは「地域に住む人も減り、住民の会話も減ってきたが
大学生が(母体に)来てくれて、一緒に汗水流して作業してると
気持ちが若返って、元気をもらってる」とのこと(^^)

8月19日ささら (1)

ARCの皆さんは、炭やきの他にも母体の羽立集落に伝わる郷土芸能
「羽立ささら」の奉納を住民の皆さんと一緒にお盆に行っているそうです。
「お盆前に泊まり込みで母体にきて、練習してるんだよ!」と
お父さんたちが嬉しそうに話していました(^^)

DSCF1350

母体の炭づくりは「里山環境保全プロジェクト」の一環として行われています。

母体共有林野管理組合の戸松明雄さん(写真左)は、
「この活動を通して仲間もとても張り切っています。
メンバーの戸松勇孝さん、渡部純一さん、畠山金治さんたちは、
窯木の切り出し、火入れ、炭出しはもちろん、
「良質な炭を作るにはこうすれいい」と、
記憶を呼びおこしながら率先して取り組んでくれています。

また、細川栄一さんと渡部昭雄さんの2人はコンビを組んで
小屋作り等、何にでも手掛け、献身的に頑張っています。
栄一さんは自分の機械を持ち込んで窯木を運ぶ道を作り、
一番難儀な窯木の切り出しも率先して行ってくれます。

メンバーみな、自主的に作業に取り組んでくれており
この活動がメンバーの憩いの場になっています」と話します。

DSCF1414

昔は、ふと山をみれば山仕事をしている人が常にいたそうです。
今は山に雑木が密集し、熊などの野生動物の存在も人里に近くなってきました。

足元の芽

しかし木を切れば、山が明るくなり、根元からは若い芽が出てきます。

戸松さんは「地域の人口の減少に、歯止めはかけられないけど、
都会に出て行った子供たちが、“退職したら帰ろうかな”と
思えるような故郷にしておきたい。
そうすれば“母体”の名前を残せるのでは」と話していました。

母体共有林野組合は今後も炭やきの継承に取り組んでいくそうです。
また、ARCグループも今年度「檜山地域再生プロジェクト」を実施中!
檜山の他にも、様々な地区で活動しているので
詳細は下記のリンク先からご覧ください!

===============================
【ARCグループ リンク先】
 ●Facebook(@arcgruupu)
 ●Twitter(@ARC_GROUP_Akita)
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集落活動コーディネーターが檜山地域からお届けしました!

●おまけ
お昼ご飯

↑こちらは6/24(土)のお昼ご飯の1ショット♪

DSCF1401

おにぎりと豚汁は集落のお母さんからの差し入れです(^^)
お重にた~くさん入ったおにぎりも美味しかったです♪
ごちそうさまでした!

Author: | Category:03地域からの情報提供, 6 元気ムラ応援団, 檜山地域


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