5月28日(日)、鹿角市の花輪地域づくり協議会の皆さんが、
仙北市白岩地域を訪問し、地域間交流が行われました!
当日の様子をご紹介します♪
●花輪地域づくり協議会(鹿角市)
78の自治会からなる花輪地域づくり協議会は、
商店街、新興住宅地や農村部と広範囲で地域が構成されています。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「花輪祭の屋台行事」が有名ですね。
花輪市民センターの指定管理団体になっているほか、
地域づくりの中でも自治会活動を大事にしていこうと活動しています。
今回、仙北市の元気ムラ「白岩地域」の活動を学ぼうと、
鹿角から24名が白岩地域を訪問しました!
会場は白岩の集落会館。
白岩では、トンビマイタケや山菜のヒデコ(シオデ)を栽培して特産品にしたり、
白岩焼の復活に取り組んだりと、様々な活動を行っています。
中でも冬の「白岩城址燈火祭」は、白岩の活動の原点でもあり、
地元の小学校を巻き込み16年続くイベントです。
白岩地域の下田区長(左)、白岩村おこしプロジェクトSの高橋代表(中央)、
花輪地域づくり協議会の賀川会長(右)が自己紹介し、交流会スタート♪
ちなみに、上の写真の中央部にある立派な花瓶は「白岩焼」。
白岩区長の下田さんが、おもてなしに自宅から持参してくれました(^^)
お互いの活動紹介をしたあと、意見交換会を行いました。
花輪地域づくり協議会の中には、自治会の活動を維持できなくなっている
地区もあり、本格的に地域コミュニティの支援に取り組もうと、
今回のような地域間交流を通じて、方針を模索しています。
両地域とも「花輪ばやし」「白岩ささら」の行事を継承していますが、
人口減少が進む中、後継者をどう育てていくかが課題となっているそうです。
白岩では16年前、「物好きの集まり」が有志で「プロジェクトS」を立ち上げ
500個のかがり火を山城に灯す「白岩城址燈火祭」を始めましたが、
最初は「そんなの無理」と周囲から言われたそうです。
「今、自分たちの代で頑張らないと、次の世代に地域をつなぐことはできない」
という白岩の皆さんのコメントに対し、
「(白岩は)やれることは、なんでもやっているんだな」と
花輪の皆さんも感心されていました。
意見交換会の後、会館の側にある「白岩焼陶芸塾」に移動し、
白岩焼の制作現場を見学しました。
この他、プロジェクトSのメンバーの方が、
幻の山菜「シオデ」を持ってきてくれたりも(^^)
白岩では「ヒデコ」と呼び、栽培に取り組んでいますが、
山菜やきのこの話になると場が一気に盛り上がりましたよ。
山の恵みは、秋田県内共通の話題なんですね。
この後、花輪の皆さんは帰路につきました!
両地域とも同じような悩みを抱えていて、
お互いの話を興味深く聞いていたのが印象に残ります。
今回の交流が、今後の地域活動のヒントになるといいですね。
集落活動コーディネーターが白岩地域からお届けしました!