12月3日(日)、大館市釈迦内地域にお邪魔した際、
地域の皆さんに「松峰神社」に連れていっていただきました!
大館市で一番古い歴史を持つ松峰神社をご紹介します♪
松峰神社があるのは「大山(標高375.6m)」の山中です。
頂上に見えるのはテレビ塔。
頂上付近には「鏡岩」「窓岩」という奇岩・巨岩もあります。
山道の運転に自信が無かった取材班は(汗)、
現地まで地域の方に連れていっていただきました。本当に感謝です(^^)
神社に続く林道は、一面、広葉樹の葉が敷き詰められ、気持ちいい♪
十数分後、山中の松峰神社の入口に到着しました。
鳥居の横には、江戸時代の紀行家「菅江真澄」の標柱もありました。
真澄は、著作「にえのしがらみ」に、
当時「松峰山」と呼んでいた山中の様子を記しています。
さて、鳥居をくぐると目を見張るのが、天然秋田杉の巨木群の空間!!
静寂につつまれた参道は、とても神秘的でした。
御堂に続く150段余りの階段のすごさ、感じていただけるでしょうか?
2011年、大館市と北秋田市を舞台に制作された映画「ハナばあちゃん」の
ロケ地に使われたのがこの場所なんです!
また、大館市出身のマラソンランナー・山田敬三は、
松峰神社の階段を上り下りして練習したそうですよ!
山田敬三は1953年ボストンマラソンで当時の世界最高記録で優勝しました。
松峰神社の階段の訓練の賜かもしれませんね♪
平安時代初期の開基と言われる松峰神社。
天安元年(857年)の大地震で、御堂などが全て埋没しましたが、
時代時代の有力者により大事に守られてきたそうです。
寛平3年(891年)には当時の宇多天皇の御勅願所にもなり、
階段の中腹には、宇多天皇の御製(※)もありました。
※皇族が唄われた文章・詩歌・絵画などを「御製」と言うそうです。
昔は釈迦内小学校の「なべっこ遠足」の場所でもあったという松峰神社。
地域の人々の思い出の場所でもあるんですね。
集落活動コーディネーターが釈迦内地域の松峰神社をご紹介しました♪
現地に案内してくださった渡部さん、日景さん、ありがとうございました!