12月4日(日)、能代市・檜山地域でお茶の手揉み体験が行われました!
お茶の手揉み体験は今年で7年目の開催となります。
会場は「檜山崇徳(そうとく)館」。
崇徳館内に続く階段の横には、段々になった茶畑が!
所々、白い花が見られますね~(*^-^*)
お茶の花は今が時期なのだそうです。可愛い♪
体験には能代市だけでなく、三種町、大館市からも参加者がいらしていました!
秋田大学のARCのメンバーも参加していましたよ~。
口に入る物なので、30秒以上手洗いをして、作業に取りかかります。
お茶を手揉みする時に欠かせない「焙炉(ほいろ)」を囲み、交替しながらお茶を揉んでいきます。
焙炉は一定の温度を保っているので、その周囲は結構な暑さなんです!
檜山茶の歴史は享保年間までさかのぼります。
江戸時代に能代山本地方を治めた多賀谷家の6代目にあたる峰経が、享保15年(1730年)に今の京都府宇治市に上洛した家臣に宇治茶の実を持ち帰らせ、茶の木を育てたことが始まりでした。
檜山茶を味わわせてもらうと、桜の葉の香りにも似た香りが鼻を抜け、とても上品な味わいでした。
やはり、茶の有名処、宇治が元となった品種だと頷けます。
天保の飢饉の際には、武士が副業で茶を育てたことも伝わっています。
その後、檜山地域の梶原家が茶の栽培・手摘み・手揉みまでの手法を代々継承し、2009年に初めて檜山茶の手揉み体験を実施、2011年には檜山茶保存会が結成されました。
現在、お茶の手揉み体験は「檜山茶保存会」と「檜山地域まちづくり協議会」が一緒になって開催しています。
檜山地域では、6月に「檜山茶フェスティバル」、7月10日の納豆の日に近い日曜日に「納豆まつり」など、その他にも様々なイベントが目白押しです! 檜山茶フェスティバルでは、お茶の体験のほか、地域のお母さんたちが作った料理も振る舞われます。
お母さんたちの料理を楽しみに参加している方がたくさんいらっしゃるそうですよ♪
安東氏、多賀谷氏の城址や檜山舞など、歴史遺産もたくさん見られる檜山地域。
今後の取材で随時、紹介していきたいと思います!
以上、麗らかな天候が心地よい檜山地域から、集落活動コーディネーターがお届けしました♪