男鹿市・男鹿中地域の三ツ森集落の送り盆行事
「ぼんぼん焼き」をご紹介します!
今回の写真は、全て三ツ森集落から提供していただきました(^^)
今年の8月15日(月)と16日(火)の三ツ森集落の様子です。
こちらの写真はお盆におなじみ♪ ナスときゅうりを使った精霊馬。
お盆にご先祖様をお迎えしたり、お送りしたりする際の乗り物ですね。
最近は、精霊馬を作るお宅も少なくなりましたが、
三ツ森集落では今も作っていらっしゃるんですね(^^)
こちらは盆棚。
すだれを敷き、盆棚の両脇に「笹竹」を飾っています。
この笹竹はその年に生えた新しい竹でないとダメなんです。
昔は葦(よし)を編んだものを飾り、
15日の夜に力餅(あんこもち)を作ってお供えしたそうです。
写真のお母さんが持っているのは、盆棚の両脇に飾った笹竹。
お供え物の「トロンコ(盆菓子)」やお札が飾られてます。
「なんだか七夕みたいだね」と、三ツ森集落の女性も話していました(^^)
夕方5時頃になると、集落のお父さんたちが太鼓をならし始めます。
「ぼんぼん焼き」を始める合図です。
住民の皆さんは盆棚に飾った笹竹や
使わなくなった卒塔婆などを持ち寄り、火をつけて燃やします。
この時の煙がご先祖様を送ってくれるそうです。
ぼんぼん焼きが終了したら、
「だだだっこ、だだだっこ、だだだっこで~」と
男鹿でおなじみ「だだだこ」の節に合わせて盆踊り♪
昔は13日の夜から16日の夜まで、連日、踊りとおしていたそうです。
16日のぼんぼん焼きと盆踊りが終われば、
みな普通の暮らしに戻っていきます。
同じ男鹿市・安全寺地域の盆踊りリポートでも「旗焼き」の風習が
紹介されていましたが、地域によって少し内容が異なるのが面白いところですね♪
男鹿中地域・三ツ森集落の「ぼんぼん焼き」をご紹介しました!