6月12日(日)、湯沢市の若畑地域で「ひまつり」が行われました!
湯沢市地域おこし協力隊・増永さんから当日のリポートが届きましたので、
リポートの原文そのままでご紹介します♪
*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*::::::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*
6月12日(日)に、若畑地域の「ひまつり」が行われました。
「ひまつり」は火災よけの行事として行われ、毎年この日に行われています。
昔から行っている行事で、昔は5月に行っていたようですが、
田んぼ仕事が忙しくなるため、6月になったのだとか。
若畑のカブト館には、「としな」が飾られていました。
当日の朝に作ったそうです。
他にも四角い木の枠や壺があり、行事の準備がされていました。
お供え物は「赤飯、米一升、青物の野菜、果物、水に米を入れたもの、
塩、水、ひとねり(※)」があります。
※「ひとねり」とは白玉粉を水で溶いたもののことです。
若畑地域ではこの日から「宿(やど)」が交代します。
宿とは一年間、地域行事の準備等を行う家のことで、
このような供え物も宿が中心となって準備していきます。
神主がやってくると地域の方と話をしながら、
和紙にカッターで切り込みを入れながら何かをつくっています。
出来上がりはこれ↓↓↓
「ぬさ」です。
昔はこうして現地で作るのが一般的だったのだとか。
ぬさには表と裏があり、正しいつけ方を神主さんに学びながら
地域の皆でつけていきます。ぬさは「神の姿」と「鳥居」もありました。
神事は藁や木の枠の壺にお湯を沸かして使うなど、
地域ならではの独特な行事でした。
カブト館で神事を行った後は、神明社に納め、行事は終了となりました。
その後、かぶと館ではみんなで食事をしながら、
地域のことなどを語りあう姿もみられました。
若畑地域では、7月に鹿島様つくりが行われ、
夏にはみそ焼たんぽ作りなど行われる予定です。
今後の若畑の活動にも注目です!!
*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*::::::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*:::*
増永さんのリポート、いかがでしたか?
火伏せの行事である「ひまつり」の作法は、
その地域ごとに特色があるようです(^^)
また、このような神事を通じて住民の皆さんのコミュニケーションが
とられているんですね♪
増永さん、リポートありがとうございました!