5月29日(日)に、男鹿市・安全寺地域で
「里山の美田オーナー」田植え&かかし作り交流会が行われました!
安全寺地域の「里山の美田オーナー」は平成26年度より、
秋田県地域振興局農林部農村整備課と、安全寺地域の住民全員が加入する「安全寺里山保全会」が主体となって行ってきました。
田植え体験は今年で3回目!
会場である安全寺公民館にはたくさんの参加者が集まっていました!
安全寺地域のお父さん、お母さんも良い笑顔♪
中島副知事、菅原広二県議会議員、渡部市長も駆けつけました。
開会式の後は、田植えをするべく、これからオーナーたちが管理する田んぼに向かいました。
田んぼは歩いて数分の場所にあり、田んぼからはナマハゲ大橋も見えます。
ナマハゲ大橋は安全寺地域の田んぼや、天気が良い日は白神山地まで望むことができるビュースポット♪
今、私たちは絶景の中にいま~す!
まずは、「五月女(そとめ)」と呼ばれるお母さんたちのお手本を参考に、各々田んぼへと入っていきます♪
安全寺地域では、田植えや稲刈りの時期にお手伝いに来る女性のことを五月女と呼んでいたのだそうです。
昔は手植えだったため、お手伝いにとひっぱりだこ。田植えをしたことがない女性はいなかったそうですよ。
あらかじめ型枠で付けられた型に、苗を5本ずつ植えていきます♪
田んぼにはオタマジャクシなど生き物がたくさん泳いでいましたよ!
●近くの川で生き物と触れ合う子供たち
子供たちは田植えだけでなく、生き物とのふれあいも楽しみながら、はしゃいでいました♪
さて、苗を植えながらどんどん前へ進んでいくと、苗が足りなくなってきます。
あぜ道から「苗いるか~?」と声がかかり、「くださーい!」と合図をすると苗を投げてくれました!
受け取りに失敗すると、自分にも、周囲で作業している人にも泥の洗礼がΣ(・ω・ノ)ノ
「女の子に泥がかかったら盛り上がるべな」という、安全寺地域のお父さんの企みは筒抜けで、女性たちは内心どきどきしていたことでしょう(笑)
お父さんたちは、「子供の頃、こうやって苗を投げて手伝ったもんだよ」と話しながら、それを「こでうち」と呼んでいたことも教えてくれました。
田植え体験の後は、みんなで記念撮影♪♪
皆さん、元気いっぱいですね~!
さて、ここで安全寺公民館へ戻ってお昼ご飯をいただきます!
お昼ご飯は、安全寺地域の山菜を使った、お母さんたち手作りの料理♪
●フキの煮物、ミズの漬け物、小豆ご飯のおにぎり、あきたこまちのおにぎりが入った特製弁当♪
●タケノコ汁 ●わらびの煮物
安全寺地域の山の恵みが満載の特製弁当に、皆さん舌鼓を打っていました♪
こちらは、お弁当と一緒に食卓に上った「小豆まんま」。
昔は、田植えの初日に田んぼの水口(みなぐち)に小豆まんまをお供えし、田んぼの神様に豊作を祈ったそうです。
田んぼの手伝いに来てくれた五月女たちには料理が振る舞われたそうですが、
五月女たちは、家で待っている子供たちに、小豆まんまを朴の葉にくるんで持ち帰った……という思い出話もありました。
体力勝負の田植えの後、お母さんたちもご飯を食べて力をつけなければいけなかった中、頭に浮かんだのは子供の笑顔。
お母さんたちは、小豆まんまを食べて喜ぶ子供の笑顔を見て、疲れが吹っ飛んだのでしょうね。
午後からは、鳥たちから田んぼを守る、かかしを作ります♪
安全寺地域のお父さんたちから作り方を教えてもらいながら、Let’s★かかし作り~♪
顔はレジ袋に丸めた新聞紙を入れて作ります。身体の部分はお父さんたちが事前に作っていてくれました!
服は各々好きなものを着せて……。
個性たっぷりのかかしが勢揃いしました!
★提供:秋田地域振興局 農林部 農村整備課 ふる里づくり班
中には、安全寺地域のナマハゲかかしも。お面とそっくりに出来ていました!
自分で作ったかかしと別れ難くなったのか、「連れて帰る~」と話す女の子も。
可愛らしかったです~(*´艸`)
みんなで作ったかかしが田んぼに設置されるのは8月頃だそうです!
ナマハゲ大橋から見ることができるかもしれませんよ。
ぜひ、皆さんも安全寺地域の美田を見にいらしてみてはいかがでしょうか♪
以上、晴天の安全寺地域から、集落活動コーディネーターがお届けしました!
●おまけ
こちらは、3年前に学生団体「ARC(アーク)」の皆さんが、安全寺地域のナマハゲ面を再現したものです。
安全寺地域のナマハゲには「奥山の奥の助」、「笹台(ささで)の三助」、「木場(きば)の金助」と、名前があるのです!!
それぞれのお顔にも特徴がありますよね。
歴史ある安全寺地域のナマハゲ行事。ぜひ見てみたいですね~♪