5月22日(日)、由利本荘市・上笹子地域で「笹子山菜まつり」が開催されました!
とにかく山菜の種類が豊富! 賑やかな上笹子地域のイベントをご紹介します。
山菜まつりの会場は、国道108号沿いにある道の駅「鳥海郷」。
午前9時頃、現地に到着するとたくさんの人で賑わってました(^^)
山菜を販売しているのは、地元住民の皆さんです。
山ウド、わらび、ミズ、タラの芽、ぜんまい、あいこ、ほんな、タケノコ、
シドケ、ウルイ、二オサクなどなど、まさに山菜のフルコース~(^^)。
地域で栽培している鳥海アスパラ(採れたて!)もありました!。
「ウドはね、生で食べると美味しいのよ」と教えてくれたのは85歳のお母さん(^^)
お客さんに山菜の調理方法を教えると
「へ~、そうやって食べるんですか~」と言われるそうで、
「お客さんとの会話が面白いの」と話していました。
「あいこはどうやって食べるの?」と聞いていた女性は、
ゴマ和えの作り方を聞いて「それじゃぁ、買ってこ~!」。
こちらは、「凍み大根」を販売していたお母さん。
「この辺の人は2月頃に凍み大根を作って、田植えの時期に
山ウリ(ウルイ)とニシンと一緒に煮付けにして食べるの」
と教えてくれました~。
山菜を採ってきたお父さん、お母さんたちとの会話がとっても楽しいんです(^^)
また、会場では鳥海山菜倶楽部のタケノコ汁の販売や、
笹子加工グループのお母さんたちの手作り加工品♪
手に持っているのは、この日のために作った「朴の葉まんま」、「くるみおこわ」、
「あわおかき」に「タケノコの煮付け」♪
こちらは鈴木一成さんの笹子焼きそばの移動販売車!
和そばを使った醤油ベースの焼きそばで、
昨年のあきた元気ムラ大交流会でも出品していただきました(^^)
油っこくなくて食べやすい!
今回はワラビとタケノコ入りでした♪贅沢な逸品です。
「蔵」を改装した雑貨屋「うぇるKAM」の皆さん。
クラフトバックなどの可愛い雑貨を販売していました。
なかでも、アケビ蔓細工はお見事!みんな手作りだそうですよ。
「うぇるKAM」は国道108号沿いの笹子名水の手前にあります(^^)
ぜひお立ち寄りくださいね~。
●うぇるKAMウェブサイト(住所:由利本荘市鳥海町上笹子字向赤倉9番地)
鳥海写真同好会の皆さんによる、笹子地域の写真の展示も。
美しい清水淵峡や雄大な甑山、鳥海山麓の四季折々の写真がたくさん(^^)
「“鳥海”は宝の山」とメンバーの皆さんも話していました。
上笹子地域の岩魚愛好会による岩魚炭火焼も美味しい♪
岩魚を購入したお客さんには、山ブドウ果汁原液のサイダー割をサービス!
「この辺りの人は山から山ブドウを採ってきて、布で絞って原液をとっておくんだ。
冬場になると暖をとるために、この原液を飲んだもんだよ」とのこと。
ちなみに、山ブドウの原液は道の駅鳥海郷で販売しているので、
興味のある方は、ぜひ購入ください~。
→道の駅鳥海郷ウェブサイト
今回、山菜まつりを主催した「笹子地域づくり実行委員会」の佐藤会長は、
「昨年、初めて“きのこ祭り”をやってみたんですが、
自分たちは山菜・きのこを“採る”ことはするが販売はしたことが無かった。
最初は不安だったけど、イベントを終わって帰る頃は、
(出展した住民は)みな“えびす顔”で帰っていきました。
人が集まれは“活気”が生まれる。自分たちで出来ることをやっていきたい」と
話していました(^^)。
上の写真は笹子保育園付近から撮影した上笹子地域。
中央部に白く見えるのが、鳥海山の頂上です。
今回のイベントで、出展していた一人のお母さんが
「私らは“山のもの”で育ってきたんだから」と話していたのが印象に残ります。
秋田県内でも雪深い上笹子地域の春は少し遅め。
この日は各地で田植えが行われていました。
写真を撮影している最中、凍み大根のお話を思い出しましたよ。
この日の晩ごはんに食べた住民の方も多かったのではないでしょうか。
山菜はもちろん、地域の皆さんとお話しながら、
上笹子の暮らしを知ることができた1日でした。
集落活動コーディネーターが上笹子地域からお届けしました♪
田植えがまだの水田には、鳥海山の姿が逆さまに映し出されていました(^^)