9月6日(日)、湯沢市の岩崎地区で八幡神社祭典が行われました。
前日の宵祭りは、地域おこし協力隊の荻原さんがリポートしてくれています!
→岩崎八幡神社・宵祭りリポート
6日は住民の皆さんによる御神輿の練り歩きが行われました。
伝統ある岩崎地区のお祭りをご覧ください♪
この日は午前8時から神事が始まっていました。
お祭りのスタート地点、八幡神社は平安時代後期の後三年の合戦で
源義家が戦勝祈願に訪れたと言われています。
境内には、烏帽子をかぶった白装束姿の男性が!
厳粛な雰囲気のもと約1時間かけて神事を執り行い、
御神輿に神様をおろす作業も行います。
消防団の皆さんもいますね~。
練り歩きの準備にとりかかっているところです。
これから岩崎地区の5町内(緑町、末広町、清影町、栄町、松並町)を
2時間近くかけて練り歩きます。
お祭りの当番の町内は「年番町」と言い、今年の年番町は緑町。
白装束姿の男性たちは、緑町の方たちなんですね。
花火を合図に御神輿の練り歩きが始まりました。
巫女さんを先頭に「天狗」と「おかめ(お多福)」のお面を被った男性二人が続き、
旗持ち、武具持ち、消防団、小神楽、御神輿、氏子、一般参列者と続いていきます。
天狗は「猿田彦」、おかめは「天鉀女命」を表しているそうです。
昔からのしきたりで、天狗とおかめのお面を被るのは、
体格の大きい人が務めてきたそうです。
真っ赤な着物を男性の方が着るのが面白いですね~。
昨晩、お囃子の練習をしていた子供たちも、ばっちり決まってます!
さて、前日の荻原さんのリポートでも気になっていったのが、
各家々の前に掲げられた提灯と祭壇です。
各家々に設けられた立派な祭壇。
スイカ、いものこ、果物といった収穫物にお酒などが供えられています。
最初に見た時は「お月見みたいだな~」と感じたのですが、
お祭りで神様をお迎えするためのものなんですね。
地元の人の話では「ススキ」を飾るのが特徴なんだとか。
窓を開けているので、各家々の祭壇を見ることができました。
こちらは末広町付近の練り歩きの様子。
岩崎地区は昔から造り酒屋が多く、風情ある黒い壁面の家も多く見られました。
白装束姿の一行と共に絵になります。
一行を迎える住民の方はお米が入ったお初穂を渡し、
お札と交換していました。
また、地区内の3カ所に休憩所を設置しています。
写真は末広町のバスターミナル前の休憩所。
十文字と岩崎の境にある橋の前、末広町、そして永岩寺前に設置した
休憩所を「御祈祷場所」と言うそうです。
3カ所の御祈祷場所には祭壇も設置され、
地元町内の人々がジュースやお菓子を渡して一行の疲れを癒やしていました♪
秋の収穫を控えた農村地帯を御神輿と一行が移動していきます。
最後の御祈祷場所に到着!
この後、一行は八幡神社に戻り、
2時間近くかかった御神輿渡御も無事終了。
子供たちに飲み物を渡すお母さんたち。
伝統ある岩崎の八幡神社のお祭りですが、
昔と比べて人手の確保が悩みの一つとなっているそうです。
年番町だけでは人数が足りないため、他の町内から助っ人を頼んでいます。
ただ、お祭りに参加していた男性は「昔から八幡神社は岩崎の誇り。
歩けるうちはお祭りに参加したい」と話していました。
何よりも、一行を出迎える住民の皆さんの多さに
岩崎地区の「伝統」を感じた取材班でした。
心配された雨もなんとか降らずにすみました。良かったですね~。
最後に、神官と氏子の皆さんで記念撮影♪
岩崎地区の皆さん、お疲れ様でした!
集落活動コーディネーターが岩崎八幡神社祭典の様子をお届けしました!