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産地直送ブログ

にかほ市・横岡集落の小正月行事「サエの神」 ~前編~

2011年1月26日

12月のサエの神様
鳥海山の麓、にかほ市の横岡集落では、1月15日に「横岡サエの神行事」が行われています
この写真は、横岡集落に4か所ある、悪霊や疫病が集落に侵入するのを防ぐ「サエの神」。
授子安産・子育てを祈るサエの神の小正月行事は、
「上郷の小正月行事」として国重要無形民俗文化財に指定されています。
ちなみに、この写真は、12月に撮影したもの。1月15日はというと……

4か所あるサエの神これ何の形でしょう~

……こうなってました。ものすごい雪です。

この日は、午前8時30分から、サエの神近くに作った藁小屋を燃やし、
午後から横岡の自治会館で、集落の男の子たちは、「サエの神の唄」の練習を行っています。

その後、外に出て、燃えた藁小屋の回りを、歌いながら回ります。

一番鳥
サエの神のマーラーは、一尺八寸長った~。
さーぎゃーきりきりきんのんだ、中~べんごす山形、
山形のがーぎゃーだ、ハーネーの木をきったぎて、
テーデーマーラーやぎゃーして、一文銭であめかって、
二文銭でマラかって、くーつけ、くーつけ、くーつけ
だば、そごのあばよろこんだ。ブホ― ブホー

練習した歌を、広大な横岡の棚田を背景に歌う子供たち。
この様子は「一番鳥」と言います。

集落4か所のサエの神をまわったあとは、
集落80軒を練り歩く「二番鳥」、そして翌日、朝5時に再び出発する「三番鳥」と続くそうです。
昔の人は、どんな思いでこの行事を始めたのでしょう。

見守る経験者たち

「今の歌は、イントネーションが微妙に違うんだよ」と話す横岡のみなさん。
昔は、テープの音を頼りに歌を覚えたそうですが、
今は、文字におこした歌詞を見ながら覚えるので、丁寧な歌になってるそうです。
合宿みたいで楽しいと、子供たちは話していました。

透き通るような横岡の景色
「小さい時にやったことって忘れないもんな」。
横岡のみなさんは、昔からこの行事を続けてきています。

サエの神様は、女性の神様なので、参加する子供は男の子じゃないと「嫉妬」してしまうんだそうです。透き通るような横岡の景色の中で、子供たちの元気な歌声が響きわたります。
集落の4か所のサエの神を回り、無事「一番鳥」は終了。

二番鳥の出発

そして、この後は、80軒近くの家々を練り歩く「二番鳥」として子供たちが出発します。
この夜の様子は後編に続きます!

Author: | Category:08由利エリア, 横岡地域


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