1月20日から大館市の中野地域で行われている彼岸花づくりに、取材班は21日に見学しに行ってきました!
県北地区では、春のお彼岸の時期にはまだ雪があり、供える生花が手に入りにくかったため、彼岸花の造花を供える習慣があるそうです。
中野地域では、「三岳老寿会」の方々が彼岸花づくりを行っています。
彼岸花づくりが行われている「中野温泉」へ入ると、木を削る軽快な音が聞こえて来ました。
・・・ん?木?
そうなんです!中野地域で作られている彼岸花は、木で作られているんです!
写真はドロノキを電動カンナで薄く削ったもので、この部分は花びらになります。
色は五色あり、赤、黄、橙、ピンク、紫の彼岸花が地域の方々の手によって一つ一つ丁寧に作られます。
染料に直接彼岸花をつけて、色を染めていきます。
徐々に出来あがって来ました♪
染料を乾かしている状態です。
五色の花が色とりどりに並んで、まるでお花畑にいるみたいです!
染料が乾いたら出来上がり・・・
ではありません!
最後に葉っぱをつけたら出来上がりです!
葉っぱも、一本一本手作業でつけていきます。
完成です!
全て手作業で作られているので、一本一本に味がありますね。
このあと、六本セットで袋詰めにされて出荷され、大館市内の道の駅や商店などで290円で販売されます。
五色入りですが、紫色が二本入りになっており、花びらがグラデーションになっている新しいデザインになっています。
彼岸花は、約9000本を作成する予定で、二月上旬まで作業が行われるそうです。
一本一本、人の手で丁寧に作られ、地域の方々の知恵が詰まった彼岸花は、きっと生花よりも温かなお供えになるのでしょう。
以上、中野地域からでした!