4月29日(水)、由利本荘市・三ツ方森集落の伝統の山焼きに
元気ムラ支援室の職員が参加させていただきました!
昔の人々は、春に「山焼き」を行って、
ワラビやゆり根、牛馬のエサなどの山の幸を得て生活してきました。
しかし、時代の変遷とともに生活スタイルも変わり
山焼きを行う地域も少なくなってきました。
三ツ方森集落は、近隣の石沢集落の有志でつくる「石沢川源流探訪の会」や、
秋田県立大学の学生さんなど、外部の方にも山焼きを手伝ってもらい、
伝統の山焼きを体験してもらいながら、住民の皆さんと交流を深めています。
この日も、たくさんの人が三ツ方森集会所前に集まりました!
9:00に山焼き開始!
風向きをみながら、点火役のベテランの皆さんが火をつけていきます。
由利本荘市の小野副市長(写真右)の姿も♪
こちらは、火の防火線を守る「じょうろ部隊」の皆さん。
今年は、火の勢いが早く、
じょうろ部隊の皆さんは大忙しでした。
ベテランの皆さんの指導のもと、慎重に作業を進めていきます。
参加者の皆さんの協力のもと、無事に山焼きが完了!
「昔は1日半かけて、集落の住民だけで山焼きをしていた」と、
三ツ方森集落のおスエさんが教えてくれました。
山焼きは、体力的にかなりきつい作業。
参加者も「三ツ方森集落の人達のタフさにビックリ」と感嘆していました。
こちらは、お昼用のおにぎり。集落の各家々でご飯を炊いてもらい、
集会所に炊飯器ごと持ち寄って作りました!
なんと6升分ありましたよ~。
山焼き終了後は、集会所で待ちに待った懇親会です♪
「ノンアルコールビールが……最高に旨かった」とは、支援室職員のコメント。
ちなみに、この日は、何と猪股会長(写真右)ご夫婦の
44回目の結婚記念日なんだとか!
こんな話題を交わしながら、参加者一同、楽しい一時を過ごせました♪
三ツ方森のワラビは、太くて柔らかく美味しいと評判です。
この美味しいワラビは、住民の皆さんが山焼きを行うことで生えてきます。
山に火を入れ、灰になった草が肥料となり、良質な山菜が生えてくるんです。
入山料1000円は、毎年の山焼き開催の資金として使われています。
皆さんが納めた入山料が、良質なワラビに役立ちますので、
今後とも、ご協力お願いします。
三ツ方森集落の入山料金に関しては下記のリポートもご覧ください。
→三ツ方森集落にNEW看板が登場!(2013年5月掲載)
宴が続く集会所から撮影した鳥海山。
夕暮れ時の姿もうっとりしますね~。
2015年の三ツ方森集落・山焼きのリポートをお届けしました!
●おまけ
いつも、元気ムラブログに写真提供してくれている
県職員応援隊のKさんからいただきました!
5月上旬に三ツ方森集落で撮影した八重桜です。
今年は春が短かった秋田県ですが、
標高250mの山間にある三ツ方森集落では、
見事な八重桜が花を咲かせていました。
Kさん、写真提供、ありがとうございました!