2月13日(金)、五城目町・内川地域の浅見内集落で、カルタ大会と彼岸花作りが行われました。
昨年も浅見内集落の皆さん手作りのカルタで汗を流しましたね~♪
そのカルタをもとに、上小阿仁村の地域おこし協力隊、河原﨑彩子さんが挿絵を描いてくれました!
河原﨑さんは以前、五城目町で3ヶ月間、短期間の地域おこし協力隊員として活動していました。その繋がりで今も交流があります。
カルタ大会には浅見内集落の25人が参加しました!
昨年60種類あったカルタは今年は63種類に増えていました。
浅見内集落の方言や地域内の名所を綴った浅見内集落独自のカルタは、今後100種類まで増える予定です!
これからどんなカルタが出来上がるのか楽しみですね♪
●河原﨑さんが描く温かいタッチの挿絵が加わったカルタ
カルタは大きめサイズに変身。温かさが感じられる挿絵が素敵ですね~。
文言が書いてある札にも対応した挿絵が描かれているので、
同じ頭文字で迷ったときは挿絵で判断することができるので良いですね~。
カルタの裏面には河原﨑さんが作った浅見内集落のロゴが入っています!
河原﨑さんは挿絵を描くため昨年12月から制作に取りかかり、浅見内集落に何度も足を運び、このカルタを仕上げました。
初のお披露目となったこの日、地域の皆さんはとても喜んでいました!
挿絵を見て「めんこい(可愛い)な~」と目を細めるお母さんもいらっしゃいました♪
文言は浅見内集落の皆さんが案を出し合ったものです。
方言だけでなく、昔食べた料理、今も食べている料理、昔の行事などなど、浅見内集落の宝物がたくさん詰まったカルタになっています。
カルタ大会が始まり、読み手が訛りながら読み出すと、皆さん大爆笑!
今回は、読み終わるまで札に手を出さない「手はお膝」のルールと、
読み終わらなくてもわかったら札を取ってもいい「熱戦」のルールで2回行いました。
「手はお膝」ルールでは上位3名は景品付きということもあってか、皆さんとても真剣!
昨年のリベンジに燃える私、らびも真剣に参加!
うう……わかっていても手が出せないのはつらいですね。
「我慢するのも脳が鍛えられて良いな!」
う~む、その通り!
一瞬でもぼーっとしていると……
あっという間に札が消えてしまいます(笑)
1回戦は、なんと10枚を取った強者が優勝!
あとには8枚、6枚と続きます。
皆さん、なしてこんなに取れるんだすか。
私の戦績は
3枚でした。
昨年より1枚多く取れました! やったー!
カルタ大会で汗を流したあとは、お昼ご飯をいただきました!
お母さんたちが作った豚汁、焼きおにぎり、サラダ寒天、あんこ餅、お漬け物をいただきました。
お漬け物はお母さんたちが各家々で作った「たくあん」などを皆さんにおすそ分け。
それぞれの家庭で違う味付けなので、同じ「たくあん」でも違うお漬け物に感じられますね~。
午後からは、彼岸花を作りました。
彼岸花を作る……花だんに種撒きに行くわけではありません。
木と紙で彼岸花を作ります!
浅見内集落では50年以上前に、青年会で彼岸花を作っていました。
昔は、ホオノキを花に、竹を茎に見立てて作られていたそうです。
あらかじめ、地域のお母さんが準備していた材料を使って彼岸花作りが始まりました。
茎は竹などを使い、花や葉は紙で作ります。
各テーブルに分かれ、見本を参考にしながら作っていきます。
浅見内集落では100年前から「秋田甚句」という踊りが伝わっています。
踊るときには、彼岸花を持って踊ったそうです。
集落の方は秋田甚句はこの地方で発祥したのではないか、と話していました。
彼岸花完成です~♪ 綺麗ですね!
雪深い地域では、春彼岸に入っても雪が残っていることが多いため、昔はこうして自分たちで花を作り、お墓へお供えしていました。
今のように花が簡単に手に入らなかった頃からの良き伝統ですね。
●好きなカルタを持って「あさみないー」の掛け声でパシャリ☆
以上、五城目町・内川地域浅見内集落から、広域連携推進員「らび」がお届けしました!