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産地直送ブログ

五里合・琴川集落の「なまはげ」のケラ作りが行われました!

2010年12月28日

琴川のなまはげ面

「悪い子はいねぇが~!!!!」で、おなじみ、なまはげのお面。
このお面は、男鹿市・五里合の琴川集落で使用されてきているものです。
男鹿半島一帯では、各集落ごとに、大晦日になまはげ行事が行われており、
集落ごとに、お面の形も微妙に異なるのを、ご存じですか?

琴川で、現在使われているお面は、面作りの達人に依頼し製作してもらったものですが、
かつては、集落の人々による手作りのお面を使用していました。
大晦日の本番を迎えた12月26日、琴川で、なまはげに使用する「ケラ」作りが行われました。
ケラとは、なまはげが着用する藁でできた衣服のこと。
地域によっては「ケデ」とも「ケラ」と、呼び名が異なるそうです。

琴川のけら製作

すげ笠伝承塾でも、すっかりおなじみになった、琴川公民館に、ブルーシートを敷いて、
12月26日、琴川のみなさんが、なまはげの衣服作りを行います。

琴川の武田自治会長

琴川では、青年会と子供会が主体となってなまはげ行事を行っています。
自治会のみなさんも応援にかけつけ、さくさくと作業がすすみました。
写真は、琴川の自治会長・武田正直さん。
誰が教えることもなく、みなさんの手が動く姿には、琴川の伝統を感じさせます。

「子供の時は、(なまはげが)おっかなくて、隠れてたなぁ~。
冬休みに入って、クリスマスまでは、うきうきしてるけど、
それが終わると、怖くて落ち着かないんだよ(笑)」
…と話す、琴川自治会のみなさん。
ちなみに、この場にいるみなさんは、子供のころに、なまはげの「怖さ」を経験し、
また、自身で、なまはげを演じてきているんです。

琴川のけらひろげるとこんなになります

和気あいあいと、談笑しながら作業している間に、ブルーシートを埋め尽くしていた藁が、
なまはげの衣装に様変わりしました。
広げるとこれだけの長さになるケラを、ぐるぐると体に回して着用します。

武田信也さん

琴川の青年会の代表をつとめる武田信也さんは、
「琴川では、自治会の協力を得ながら、この行事を続けてきています。
私も一時、琴川を離れましたが、故郷に戻ってきた時、
先輩たちが誘ってくれて、なまはげをやるようになりました。
他に集落を離れた人たちも、いつか戻ってきてくれれば嬉しいですね。
残せる限り、地域一丸となって、この行事を残していきたいと思ってます」。
とお話してくれました。

琴川のなまはげ製作

琴川のなまはげが、集落を練り歩くのは、大晦日の夕方!みなさん準備万端です。

男鹿には、いろんな場所で、なまはげを見ることができます。
観光案内所の巨大ななまはげ立像に、看板、橋のレリーフや石碑。
そういえば、韓国ドラマ「IRIS」にも、なまはげは登場しましたね。
県外の人々からも注目を浴びるなまはげは、さまざまな表情を持っています。

琴川のみなさんは、大晦日に、なまはげが集落を練り歩く風景を
次世代につないできました。

なまはげの「怖さ」を子供のころに体験したからこそ、なまはげを演じることができる。
これは、琴川で生まれ育ったからこそ、伝えられるものではないでしょうか?
「よその子、自分の子にかまわず指導してくれるのが、なまはげのいいところ」
と武田さんは話してくれました。

大晦日の琴川のなまはげが楽しみです!
ちなみに、この日は、同じ五里合・鮪川でもケラ作りを見てきました!
そちらのリポートは、こちらから!

Author: | Category:07秋田エリア, 五里合・琴川地域


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