今回の元気なムラ人では、平成26年度の「第50回全県花だんコンクール」で
「毎日新聞社特別優秀賞」に輝いた「前山婦人会」の皆さんをご紹介します!
2014年11月19日(水)、前山婦人会の皆さんが集まるということで、取材班もお邪魔させていただきました。
前山地域の活動拠点である「前山森林交流センター」に到着すると、お母さんたちの元気な話し声が聞こえてきました!
元気な笑い声を聞いた私は、玄関先で一人、思わずにっこり。
やっぱり笑い声って良いなあ。と思いながら部屋にお邪魔すると、声のとおり元気なお母さんたちが出迎えてくれました。
北秋田市の花だんコンクールに何度か出場している皆さんは、平成26年度、全県の花だんコンクールに初めて出場しました。
前山婦人会が管理する花だんは国道7号沿いにあり、花だんの側をトラックなどの車両がひっきりなしに行き来しています。
花への風圧も相当なもの。
そこで、前山婦人会は花の周りに「コキア」という丈夫な草を植えて、花に加わる風圧を抑えました。
花だんの写真を見せていただきました。
緑のバリアが出来、見た目にも立体感が出て良い感じですね。
この工夫が、今回の受賞のポイントとなったそうです!
「こんなにすごい賞をもらえると思っていなかった」と皆さん笑顔♪
婦人会の皆さんとお話をした後、会長の戸沢澄子さんに地域内を案内していただきました。
前山地域には良質の湧き水が3ヵ所に点在していますが、そのうち2ヵ所を見せていただきました!
その一つは「竜泉(りゅうせん)」または「前山御前水(まえやまごぜんすい)」と呼ばれている名水です。
明治天皇が明治14年(1881年)に前山地域へご巡幸された際に差し上げたことから、御前水という名が付きました。近くには「大君にささげまつりし岩清水 萬代までも濁らざらなん」という和歌が刻まれた石碑がありました。和歌に込められた祈りは、100年以上経った今でも濁りを知らない水に表れていますね!
もう一つの湧き水は、地域の方から親しみを込めて「水のお堂」または「井戸」と呼ばれています。
水道が無かった頃は生活水として利用していたと言います。
水はとても冷たいので、トマトやスイカなどを冷やす冷蔵庫代わりとしても重宝していました。
湧き水を見せてもらった後、地域の鎮守「雷皇(らいこう)神社」や、お母さんたちが集まって観音講を行う神社「八幡様」など、様々な場所を見せていただきました♪
本当にありがとうございました~!
さて、前山地域の名所を堪能した取材班は森林交流センターに戻って来ました!
くんくん……
センター内から、なにやら良い香りがしてきましたよ。
なんと、テーブルにはたくさんのご馳走が!
婦人会で集まりがある時は、森林交流センターにあるお台所でみんなで料理を作って食べているそうです!
うどん、サラダ、お漬け物、栗の渋皮煮などなど、なんて色とりどりな食卓なんでしょう~!
色とりどりの料理を前に、花だんコンクールの賞状を持ってパチリ☆
皆さん本当に元気、元気でした!
婦人会では、お彼岸の墓地清掃、冬の農閑期には婦人会のメンバーを講師とした冬季講座を行っています。
冬季講座では、牛乳パックで高座いすを作ったり、PPバンド(主にダンボール等の梱包に使うポリプロピレン製のバンド)を利用したカゴを作ったりと、活発な活動が行われているんですよ~!
寒天作りが得意なお母さん、干し餅作りが得意なお母さんなど、様々な分野の名人が冬季講座という場で輝きを放っています。
得意分野を活かす場所があることも、お母さんたちの元気、活力につながっているのでしょう。
お母さんたちのおしゃべりとご馳走に、たくさんの元気をいただいた取材班でした♪
・=・=・=・=・=・ 関連記事 ・=・=・=・=・=・=・
【元気ムラサイト紹介記事】前山婦人会の活動
・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=