平成26年11月9日(日)、五城目町・馬場目地域の盆城庵で
「盆城庵秋まつり」が開催されました!
今回で8回目を迎える「盆城庵秋まつり」♪
楽しい催し物や、美味しい秋の味覚に大満足できるこのお祭りは
馬場目地域内の有志で組織する「清流の会」が主催しています。
この日は清流の会の会員20人以上が参加し、秋まつりの準備をしていました。
地元産の野菜や山菜、漬物などがテント内に並び、
肉厚な焼き鳥やミニたんぽ、新鮮なイワナも着々と焼き上がっています♪
美味しそうですね~!
秋まつりの受付は盆城庵の入り口で。
代金を支払うと、食事の引換券と、地域で育てたあきたこまち「清流米」をゲットできます!
引換券で食事できるのは、きりたんぽ鍋、焼き鳥、イワナの塩焼き♪
なんて贅沢なんでしょう!
きりたんぽ鍋に入れる、マイたんぽも作ることができますよ~。
たんぽを作るご飯は新米を釜で炊いたものです。
食べることが趣味と言ってもいい私にとっては、天国そのものです!
焼き鳥が良い感じに焼けてきていますね~……ん!?
焼き鳥の隣で焼けているこの美味しそうなものはなんでしょう?
なんと、売り物にはならない小さな自然薯なのだそうです。
自然薯の焼きいも……とっても美味しそうな香りがします。
それでは早速、塩を付けていただきまーす!
甘くてほくほくとした食感の中に、自然薯特有の粘りもあります。
自然薯の焼きいも美味しい! これは至高の味ですね!
お父さんたちが丁寧に焼き上げるイワナの塩焼きも、
身がほくほくして、イワナのうま味がたまりません。
一通り秋の味覚を楽しんだ後は、ネコバリ岩行きのバスに乗って秋のネコバリ岩へ!
写真からは伝わりづらいかもしれませんが、ネコバリ岩はとっても大きいんですよ!
ネコバリ岩って不思議ですよね~。どうやってあの大木は根を下ろしたのでしょうね。
もう少し早い時期に見に来ることができれば、辺りが紅葉して、
さらに美しい姿を楽しむことができるそうです。
午後からは盆城庵の中できりたんぽ鍋を楽しみました♪
鍋にはきりたんぽだけでなく、だまこ餅も入っていました!
ほかほかの鍋を楽しみながら、盆城庵が位置する地名「蛇喰(じゃばみ)」の由来について、小玉孝一さんから話を聞きました。
~~~~~~~~~ 蛇喰の由来 ~~~~~~~~~
昔、蛇喰よりも奥地に、土石流によりせき止め湖が出来ました。
せき止め湖にはヘビが住み着き、日に日に大きくなっていきました。
大蛇となったヘビにはせき止め湖が小さく思い、
「ゆくゆくは八郎潟へくだりたい」と考えるようになりました。
ある日、大雨により、せき止め湖が溢れ始め、大蛇は好機とばかりに
「ここを破って八郎潟へ行こう!」とせき止め湖を破り、
人を流したり、家を壊したりと、大洪水が起きました。
人々はこのことを「蛇に食われた」と話し、
その一帯を「蛇喰」と呼んだと伝わっています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ところで、大蛇が住んでいたというせき止め湖は、どこにあったのか?
ネコバリ岩より川下が渓谷、川上が平で、泥が溜まったようになっており、
そこには細石(さざれいし)が溜まる留め口となっているところがあるそうです。
そのようなところから、ネコバリ岩の周辺がせき止め湖になっていたのではないか、
と推測できるそうです。
清流の森レストランや、盆城庵を訪れる度に、
どんな由来があるのか気になっていましたが、由来を知ることが出来て嬉しいです!
小玉さん、ありがとうございました!
貴重なお話を聞いた後、五城目町・落合地域の
落合鶴亀漫芸一座の皆さんが登場しました!
「皆で仲良く楽しく暮らしたい」という思いから結成した落合鶴亀漫芸一座は、
施設や各地域の老人クラブをまわり、笑いを届けています。
●伊藤一男座長によるハーモニカ演奏
演奏したのは、「秋田県民歌」、「ふるさと」、「ああ上野駅」の3曲です!
ああ上野駅はハーモニカを2本使う曲です。4本のハーモニカを使う曲もあるそうです!
演奏を聴きながら歌を口ずさむ方もいらっしゃいました。
●伊藤ヨリ子さんによる新舞踊「遠花火」
落合地域の舞姫、ヨリ子さんの新舞踊「遠花火」はうちわを手に踊る艶っぽい踊りでした。
司会の伊藤房子さんの「特に男性の皆さん、いかがでしたか~?」という呼びかけに、
「最高!」という声が上がりました! 本当、この一言に尽きます!
●伊藤敏美さんによる民謡
「小原節」「船方節」を披露してくださった敏美さん。
伸びやかな美声を披露してくれました!
お客さんからは「それ!」と掛け声が上がりました。
●謎の手品師、デップ・チンさん登場!
中国生まれで秋田県五城目町八田育ちの落合在住。
タミさん……いえいえ、デップ・チンさんによる手品です!
イラストが描かれたぬりえ絵本から一瞬にしてイラストが消える手品や……
色が変わるハンカチ、紐をすり抜ける輪っかなど、様々な手品で会場は大盛り上がりでした!
●伊藤一男座長による漫談「目薬(めぐすり)」
艶話落語として知られる「目薬」という話を、秋田弁で面白おかしく話してくれました。
一男さんの絶妙な表情と話し方に、会場は笑いが止まりませんでした!
●伊藤ヨリ子さんによる新舞踊「まったなしだよ人生は」
先ほどはうちわでしたが、今度は扇子を使った新舞踊です!
美しい舞に、皆さん見惚れていましたよ!
●伊藤敏美さんによる秋田万歳
鼓に見立てて叩くのは自分の頬! 軽快な音が耳に残ります。
本物の鼓も使いますよ!
この秋田万歳は、秋田県民謡界の大御所、鳥井森鈴さんが伝統芸能の「秋田万歳」をアレンジした漫芸です。
敏美さんは鳥井森鈴さんよりこの秋田万歳を直接手ほどきいただいたそうです!
すごいことですよね~!
●締めはドンパン節!
落合鶴亀漫芸一座の皆さん総出演で、ドンパン節を披露してくれました!
落合鶴亀漫芸一座の皆さん、ありがとうございました♪
最後に、抽選会が行われました!
呼ばれた番号順に素敵な景品が当たります!
景品には自然薯もありました♪
惜しくも番号を呼ばれなかった方も、先着順に野菜がもらえましたよ!
私はハヤトウリをいただきました♪
お漬け物に、天ぷらにしても美味しい野菜です!
ありがとうございます♪
始めから最後まで大盛り上がりの盆城庵秋まつりでした!
今年参加出来なかった方も、来年はぜひ贅沢尽くしの盆城庵秋まつりに参加してみてくださいね~♪
以上、秋の味覚に景色、そして集まった皆さんの笑顔が溢れた
五城目町・馬場目地域から、広域連携推進員「らび」がお届けしました♪