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産地直送ブログ

横手市「さかえ市民会議」と岩手県平泉町の交流

2014年11月7日

さかえ市民会議と十三区の皆さん

今回リポートする場所は秋田県ではなく、お隣の岩手県・平泉町です。
平泉は世界遺産登録された、歴史豊かな地!
9月7日(日)に行われた横手市・栄(さかえ)地域と
平泉町第十三区の皆さんの交流の様子をご紹介します。

義経堂からのぞむ雄大な北上川と束稲山

雄大な北上川!
背後にそびえるのは平泉の秀峰「束稲山(たばしねやま)」です。
ここは、平安後期の武将「源義経」終焉の地と言われる「高館」。
平泉町でも屈指のビューポイントなんです。見事な眺めですね~。

平泉に到着 束松山を眺める

9月7日(日)、横手市の栄地域で活動する「さかえ市民会議」と
大屋梅保存会」の皆さんが平泉町を訪問しました。
今回の訪問きっかけは、大屋梅保存会の戸田さんから
栄地域に伝わる「東山道」などの歴史資源を活かして
他地区と交流したいと、元気ムラ支援室が相談を受けたことに始まります。

「東山道」は、奈良・平安時代から使われてきた古代の官道。
東北地方で起こった地元豪族の争い「後三年合戦」の際には
当時の源氏の頭領「源義家」が通ったとも伝えられています。
これらの歴史と深い繋がりを持つのが岩手県の平泉町。
交流可能な地域を岩手県に相談したところ、
平泉町「十三区」の皆さんが受け入れを了承してくれました。

睦会のメンバーによるガイド

この日は、平泉到着後、第十三区の若者で構成する
「睦(むつみ)会」の皆さんが高館周辺をガイドしてくれました。

高館は義経の館があった場所です。
江戸時代、仙台藩主・伊達綱村が、
義経を偲んで建立した「義経堂」が今も残っています。
高館は、兄・頼朝に追われ、平泉の地に逃れてきた義経が、
奥州藤原氏の4代目泰衡に急襲され自害したと伝わる地なのです。

平泉の松尾芭蕉の句碑
こちらの写真は、奥の細道で有名な松尾芭蕉の句碑。
元禄二年(1689年)に高館を訪れた芭蕉は、
平泉文化を花開かせた奥州藤原氏の栄華や義経を思い、かの名句
「夏草や 兵どもが 夢の跡」……と詠みました。

義経の像 ガイドする睦会の皆さん

義経堂にまつられている源義経公像です。
右の写真はガイドしてくれた睦会の佐藤さん。
「難しい話はできませんよ~」と謙遜しつつも
「ここ(高館)は、私たちの小さい時の遊び場で、
柵によじ登ったりして親に怒られたもんです(笑)」。

義経の死亡した場所は諸説伝わり、確定されていませんが
「平泉の町民は、義経はここで亡くなったと思っています」と
平泉の皆さんの義経への思いを教えてくださいました。

十三区の鈴木区長 さかえ市民会議の和賀さん

その後、第十三区公民館に移動して交流会。
第十三区の鈴木区長(写真・左)とさかえ市民会議の和賀議長(写真・右)が
お互いの地区を代表してご挨拶♪
開口一番「よく来てくださいました」という鈴木さんの挨拶後
両地区の皆さん、すっかりリラックスした感じです。
その後、中尊寺参与・佐々木邦世(ほうせい)さんの講話を聞きました。

中尊寺の佐々木邦世さんのお話 邦世さんの横手と平泉をつなぐ講話

平泉と横手は歴史的に深いつながりがあります。
当時は前九年、後三年と2つの大きな合戦があり、戦乱の世の時代でした。
そんな中で極楽浄土の世界を平泉に築いた奥州藤原氏・初代清衡の教養は
幼少期に過ごした横手で育まれた、と邦世さんは話していました。

平泉側から見た横手とのつながりの話はとても興味深かったです。
この他にも、邦世さんのお話に、みなさんじっくり耳を傾けていました!

睦会の会長 睦会の提灯はメンバーの名前入り

そして睦会の千葉会長の挨拶で親睦会スタート。
「親睦」を意味する睦。
平泉町で一番元気がいいのが睦会だそうです。
祭りの際には神輿を出し、段取りや後始末などもしっかり行っています。

大屋からの料理_梅まんま 大屋からの料理_梅そうめん寒天 大屋からの料理_梅ジャム 大屋からの料理_梅まんさく

今回は「地元の食材を交えての交流会」ということで
それぞれの地域から美味しい郷土料理を持ち寄りました♪
上の写真は栄地域からのお土産。
左から「梅まんま」「梅そうめん寒天」「梅ジャム」「梅酒・梅まんさく」と、
梅料理のフルコース。

大屋梅保存会の阿部さんが挨拶 戸田さん

栄地域は「大屋梅」の里としても知られています。
大屋梅保存会の阿部会長(写真左)と戸田事務局長からのご挨拶♪
保存会の取組を説明しながら、十三区の皆さんに大屋梅の郷土料理を
味わってもらいました。

大屋からの料理_豆腐カステラ 大屋からの料理_サラダ寒天 大屋からの料理_茄子漬け

こちらも栄地域からのお土産。
左から「豆腐カステラ」「ポテトサラダ寒天」「茄子漬け」。
秋田県の中でも県南地方の横手は「甘党」の食文化が残されています。
豆腐カステラにサラダ寒天は、外見とは裏腹にとってもあまい!
昔から横手はお米が豊富な地。
当時では高級な砂糖を使った食文化が今も各家庭に受け継がれているんですね。

十三区の料理_はっとう 十三区の料理_おにぎり

そしてこちらは平泉町の郷土料理「八斗」とおにぎり!
八斗のことを十三区の皆さんは「はっと(う)」と読んでいました。
小麦粉を使った平泉の家庭料理です。
「母さん、“はっと”作ってくれ!」と睦会の皆さんが
地元のお母さんにお願いしたところ快く引き受けてくれたとか!
平泉のお母さんの味、堪能させてもらいました。

秀衡 その2

第十三区からは謡も披露していただきました。
お祝いの際に唄う「秀衡(ひでひら)」
奥州藤原氏の3代目「藤原秀衡」の名が謡のタイトルです。
「束稲山の桜かな~」「柳の御所を始めとし~清衡、基衡、秀衡の~」と
平泉ゆかりの言葉が歌詞にちりばめられています。
平泉の歴史を感じさせる唄でした。

木遣り

こちらは睦会による謡の披露。タイトルは「木遣り(きやり)」。
「何かを始める時」に唄うそうです。
「え~んや~よお~~めでた~めでた~」と睦会メンバーの声が
会館内に響きわたり圧巻!
このような唄を見事に披露できるよう、
地元の若者たちに受け継がれているのが素晴らしいですね。

栄と十三区の親睦会

第十三区の鈴木会長は「我々は歴史の上に住んでいる」と話していました。
中尊寺の邦世さんも「ちょっと工事をすると焼き物など880年前の遺跡が出てくる」。
新しく何かを建築する際も、必ず発掘調査を行っているそうです。
「これが悩みでもあり、同時に“誇り”でもある」と話していました。

この日も中尊寺近辺を中心に観光客で大変賑わっていました。
今回は、地元に暮らす第十三区の皆さんとじっくり言葉を交わしたことで、
平泉町をより深く知ることができたと感じています。。

何よりも睦会の皆さんの地元愛が伝わってきましたね~。
非常~に贅沢な時間に同席させてもらいました。

訪問した「さかえ市民会議」の和賀さんも
「平泉と横手のつながりも教えてもらえました。
今後はお互いの地区の若者たちも交流できるようにしたいです。
嫁さんを貰ったりね(笑)」と話していました。
今後も両地区の交流が進むと思われます。

今回の交流の様子は地元エフエム・岩手のブログにも掲載されました!
また、睦会の皆さんの写真などが「ひらいずみFAN」にも掲載されているので
興味のある方はぜひご覧ください。
エフエム岩手「あきた元気ムラ IN ひらいずみ!!!」
平泉FAN(ファン)ウェブサイト

さかえ市民会議と十三区の皆さん

広域連携推進員・みこたんのリポートでした!

Author: | Category:10平鹿エリア, 7 集落間交流, 大屋地域


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