9月14日(日)に、三種町・鵜川地域の大曲集落で
宮比神社例大祭が行われました!
宮比神社での例大祭は毎年9月中旬に行われています。
宮比神社には「天鈿女命(あめのうじめのみこと)」が祀られています。
天鈿女命は一説では別名「宮比神(みやびのかみ)」と呼ばれていることから、
神社の名称の由来になったと思われます。
三重県に鎮座する伊勢神宮に天鈿女命は宮比神の名称で祀られています。
宮比神社の御祭神、天鈿女命といえば、日本神話に登場する芸能の神様で、
天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸に隠れた際、
岩戸の前で面白おかしく踊り、天照大御神を岩戸から再び御出現させた神として有名ですよね!
八百万の神を笑わせた神として、今の芸人や俳優の元祖とも言われているようです。
宮比神社にある看板によりますと、
宮比神社の始まりは安政6(1859)年に成田家が建立したことから始まります。
明治初期以来、集落の氏神として祀られ、明治24(1891)年5月20日に
宮比神社に鳥居を献上し、天鈿女命(あめのうじめのみこと)を祭神として、
以前は毎年旧3月17日に例大祭を行っていましたが、現在は9月中旬に例大祭を行っています。
また、天鈿女命は
「家内安全」「五穀豊穣」「天下泰平」「学芸上達」
「商売繁盛」「合格祈願」「縁結び」の御利益があると言われています。
取材班が宮比神社に到着すると
準備が整っており、祭典が始まるのを待つばかりとなっていました。
こちらの鯛はお供え物です。
鯛の口としっぽを紐で固定することで、
生きた鯛のように見せているのだそうです。
スルメなどのお供え物はよく目にしますが、鯛をお供えするのは初めて見ました!
宮司の見上さんから首に提げる結界をいただき、神事が始まります。
祈祷、玉串奉奠と、滞りなく神事が行われました。
神事の後、宮比神社責任役員代表の三浦金勝さんより、平成25年に伊勢神宮で行われた
第62回神宮式年遷宮(じんぐうしきねんせんぐう:伊勢神宮で20年に一度行われる遷宮のこと)の記念として、「かわらけ(素焼きの陶器)」を5枚と「伊勢神宮巡り」の小冊子をいただいたという報告がありました。
いただいたばかりの「かわらけ」に御神酒を注ぎ、早速参加者の皆さんでいただきました!
御神酒をいただき、お母さんたちが作った色とりどりのお料理を食べながら
直会(なおらい)が始まりました。
直会では
「例大祭以外で、地域の方が神社に訪れる機会は無くなってきているので、
地域の方の神社に来る機会が増えるような仕組みを考えていきたい。
例えば、夏休みに勉強が出来るように神社を開放したり、
囲碁の愛好者が碁を打てるように開放したりと、開放的で来やすい神社を目指したい」
という話題が上りました。
直会は地域の皆さん一人一人が、地域のことについて話せる大切な場だと感じました。
以上、悠久の歴史が感じられる大曲集落の宮比神社から
広域連携推進員「らび」がお届けしました!