以前にもご紹介した、にかほ市・横岡地域の「自治会便り」。
自治会で月1回発行し、全戸配布しています。
元気ムラ支援室に自治会便り48号が届いたので、
横岡の皆さんがどのように地域で情報を共有しているのか?
横岡の「今」をたっぷりご紹介しますよ!
48号は1月の情報盛り沢山の内容です。
キーワードは「旭日単光章」と「上郷の小正月行事」。
●齋藤盛さん旭日単光章授与される
横岡の齋藤盛さんが「旭日単光章」を授与されました。
旭日単光章は日本の勲章の一つです。
證章と勲章を授与された後、齋藤さんは、
「昭和40年頃私は、同志の推薦を受け象潟町議会議員を3期ほど勤めました。その後、由利郡の9町村老人クラブの会長にも推薦され承諾したこと等も、思い出しました。色々お世話になった先輩、同志を思い出し感謝申し上げたいと存じます」
「私の頂けるものではなく、全くの汗顔」と謙遜しながら
「今後はこの尊い叙勲の心を尊重し、高齢の身ではありますが、
出来うる限り社会のため、故郷のためになりたいと思っております。
宜しくご指導、賜ります事お願い申しあげまして、お礼の詞といたします」と、
自治会便りに寄せていらっしゃいます。
また、「スポーツレベルは文化のバロメーター」が持論だったという齋藤さん。
齋藤さんの授与に、横岡の佐藤輝一さんが寄せた
「お祝いの言葉」も一部ご紹介しましょう。
「(横岡がある)上郷地区運動会ではその思いを遺憾なく発揮され、自ら横岡のローマ字読みの頭文字とゼッケン入りのランニングシャツを提供し、当時の8月過ぎに行われた上郷地区運動会に向けて数名の選手選抜を行い、廃校になったグランドでリレーに向けてバトンタッチの練習をしたものです。結果、何度かリレーで優勝を果たし、連続して総合優勝と言う素晴らしい実績と達成感を味わった記憶があります」
「当時、青年会の盛り上がりもあり横岡集落に特別な上昇気流が出来上がった。その後、上郷の健康祭の上郷1周駅伝や全町駅伝にもその精神が引き継がれて行ったと思います。“スポーツレベルは文化のバロメーターである”と言う齋藤盛さんの持論が“上郷に横岡あり”と、その礎をつくったと思います」
齋藤さんの思いが、横岡の今に繋がっているんですね。
横岡にとっても素晴らしいニュースだったと思います。
さて、↓こちらからは自治会の皆さんが作成した原文「そのまま」ご紹介していきます。
●国の重要無形民族文化財「上郷の小正月行事」
今年も小正月行事が継承されました。
この様子を、ビデオ撮影のためテレビ局のスタッフが来横しました。
秋田県で開催される秋田国民文化祭(期間:2014年10月4日から11月3日まで)で紹介する「上郷の小正月行事」の撮影のためです。
1月11日にはサエの神の小屋建て、
15日には雪中田植え・鳥追い行事(餅もらい)等を撮影していました。
上の写真は11日に横岡地域・寺地地区の小屋建てをビデオ撮影している様子
「これはコーヤッテ結ぶナヤー」と先輩が指導、
秋田弁丸出しが何ともいえず微笑ましい光景でした。
80歳の佐藤安一さんは、
毎年1月15日に豊作を祈願して雪中田植えを行っています。
この日も雪中田植えのビデオ撮影に加え、
新聞記者、北海道や愛知からのアマチュアカメラマン? の方が来られました。
新聞記者の話によると、「集落の行事としては残っているところはあるが、
個人のお宅で雪中田植えを行っているところは少なくなっている」との事。
安一さんに雪中田植えの後継者を訪ねると、
息子(光安さん)がしっかり引き継いでくれると言っていました。
上の写真は、けら・菅笠の昔ながらいでたちで
稲に見立てたわらに、肥料のきな粉をまいている様子です。
自分の年の数だけ餅を鉈(なた)で削り、家庭の無病息災・豊作を祈願。
「年取って年の数ぶん削るのは大変になってきた、
この鉈(なた)で削った餅は男しか食べてはいけない」等の
話を伺う事が出来ました。
●鳥追い行事(餅もらい)
鳥追い行事(餅もらい)のビデオ撮影も行いました。
昨年に結婚した新婚夫妻の、佐藤宏樹さん、綾子さんと9月に誕生した陽利(ひまり)ちゃん、笑顔の素敵なカップルでした。
自治会の仲間として、温かく迎えてください。
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……以上、2月1日に発行された「横岡自治会便り48号」から
横岡の情報を広域連携推進員がお届けしました!
しかし横岡自治会の皆さんは取材&文章が上手ですね。
取材班も負けずに元気ムラの「元気な」姿を発信していきますよ~。