10月19日、五城目町の大川地域西野集落で「西野住民交流会」が行われました!
交流会では、秋田県指定無形民俗文化財の「猿倉(さるくら)人形芝居」が
「西野老人クラブ」の小玉賢一会長宅で上演され、
場所を移動し、公民館では30年前に撮影された地域行事のビデオ観賞会が行われました!
今回の交流会で猿倉人形芝居を上演したのは
羽後町の「野中吉田人形芝居保存会 吉田栄楽一座」の皆さんです。
猿倉人形芝居のルーツは
明治26年(1893年)~27年頃、由利本荘市鳥海町百宅の池田与八さんにより
創設された人形劇。
当初は「百宅(ももやけ)人形」、「秋田人形」、「活動人形」など様々な呼び方があり、昭和49年(1974年)に秋田県の無形民俗文化財に登録された際、
「猿倉人形芝居」と呼び名が統一されました。
西野集落の交流会に猿倉人形芝居が来たのは、実に数十年ぶり!
今回は西野老人クラブ会長の小玉賢一さんのお宅で
猿倉人形芝居が披露されることになりました。
猿倉人形芝居を観賞するのは初めてです! 楽しみ~♪
交流会には五城目町の渡邉彦兵衛(わたなべひこべえ)町長も訪れ、
西野集落住民のほとんどが集まる賑やかな会になりました!
前座として、エプロンと人形を使った人形劇「若返りの水」が上演され……。
人形劇の始めに女形の人形による口上(こうじょう)。
華やかですね~♪
三番叟(さんばそう)。
鬼神のお松七変化。
ま、まさかこんな結末になるとは……ガクガクブルブル。
劇中の掛け声の真似をした子どもに、皆さん笑顔でしたよ~。
間に和尚さんと小僧さんの人形劇。
田んぼには田んぼの神様が、土には土の神様が……
どんなところにも神様がいるんだよ、という和尚さんからの教え。
生理現象をもよおす小僧さんは困った末……。
「馬鹿者! なして(どうして)おれの頭にしたんだ!」
「だって、和尚さんの頭には髪(神)がないから……」
小僧さんがキメたオチに思わず大笑いしてしまいました!
最後は、鑑鉄(かんてつ)和尚の手踊りです。
冒頭の和尚と娘のやりとりは笑わずにはいられません!
娘と和尚の人形を両手で動かしながら、さらに3本の傘を操ります。
すごい芸当です~!
また、劇中の音楽を奏でていた方による津軽三味線も披露されました!
劇中も生演奏だったんですね。すごい!
笑いが絶えず、西野集落の皆さん大盛り上がりでした!
また是非見たいです~♪
場所は「五城目町西野公民館」に移ります。
公民館には西野集落の皆さんが大勢集まっていました!
そんな中、秋に行われた西野集落八幡神社例大祭のブログを紹介させていただきました(緊張)。
数分のつたない紹介でしたが、皆さんご静聴ありがとうございました!
その後は、夕食を食べながらのビデオ鑑賞会です。
内容は30年前に行った行事の総集編で、西野番楽や西野盆踊り、地区運動会など
集落の皆さんは懐かしみながら観賞していました。
時には「○○さんだ~!」と笑いが起こり、時には奉納相撲に声援をかけながら
西野集落の楽しい夜は更けていきました。
中締めで、前町内会長の小玉博さんからは
「西野集落かんぱ~い!」
と元気な挨拶がありました!
「こんなにたくさんの人が公民館に集まったことはなかった。
特に、ご高齢の方がたくさん集まってくれて良かった」
と西野町内会会長、佐藤悦郎さんが話してくれました。
「これからも集落の皆さんを大切にしながら過ごしていきたい」
そう西野集落の方が話してくれました。
以上、住民の皆さんの笑顔は集落の活力!
大川地域西野集落から広域連携推進員がお届けしました!