北秋田市伏影(ふしかげ)は風光明媚なりんごの里!
取材班も今か今かと待ち構えていた、りんごの花がついに咲きました♪
山里の美しい風景、そしてりんご畑で働く元気な女性を取材してきました!
5月の秋田は、青空と新緑がまぶしい、一年の中でもとびきり気持ちの良い季節を迎えました。
伏影橋から望む阿仁川。
もっこもこの緑、見ているだけで元気になれそうです。
北秋田市・伏影(ふしかげ)でも、田起こしが終わり徐々に田んぼに水が張られています。
場所によっては田植えも終わったようで、稲の赤ちゃんたちが気持ちよさそうに風に揺れています。
そして、2週間前には堅いつぼみだったりんごの花、ついに満開です!
桜に似ていますが、二回りくらい大ぶりでしっかりした花びらです。
そして、今日はりんご農家の伊東光江さんに作業を見せていただきました。
今やっているのは摘花(てきか)、「花摘み」と呼ばれる作業です。
りんごは花が一ヶ所からたくさん咲きます。
真ん中の花が一番早く咲き、結果良い実になります。
そこで、中心の花を残し、周りの花は摘んでしまいます。
満開の時期から1ヶ月以内に摘花を終えると、養分が集中するので良いりんごになると言われています。
そのほか、伸びて1年目の細い枝についた花や、向きの悪い花も摘みます。
光江さんは人工授粉の他、マメコバチを授粉に利用しています。
マメコバチはミツバチより小柄で、針がなく大人しい性質のハチです。
カヤなどのストロー状の筒に卵を産み付けます。
有機肥料を使って、ふじ、つがる、千秋や王林など、たくさんの種類を育てている光江さん。
伏影りんごのおいしさの秘密は? と尋ねると
「肥料の使い方や育て方がそれぞれ違っていて、それぞれのおいしさが出るから」と教えてくれました。
80a~90aあるりんご畑をほぼ一人で育てています。
光江さんは完熟のふじだけを使って、果汁100%りんごジュースを作っています。
ハチミツのようなきれいな色と濃厚な甘み、それでいてさっぱりしたおいしさでした!
深い緑色の秋田杉が整然と植えられた山肌、水が張られてキラキラ輝くたんぼに、
白いりんごの花が咲き乱れ、何回も深呼吸したくなるような風景でした。
情報資源活用推進員がお届けしました。