3月24日、横手市の上畑・滝ノ下集落に、大仙市の徳滝集落の皆さんが訪れました!
徳滝集落の皆さんと、大仙市の集落支援員の藤原正美さんは
徳滝集落の資源である滝の整備を考えていました。
そこで、藤原さんは滝がある地域へ何度か視察に行き、
徳滝集落の滝と同じくらいの規模の滝を参考にしようと考えていました。
●滝ノ下の滝(平成23年撮影)
滝ノ下集落の滝にも一度視察に訪れており、
「この場所の方々と交流をしてみたい」と、今回の交流に繋がりました。
今回は「滝のことだけでなく、皆さんの地域への思いなどを聞いてみたい。」
と、狙半内(さるはんない)地域の上畑集落会館で交流会が行われました。
上畑・滝ノ下集落からは子どもから大人までの老若男女20人以上が参加!
徳滝集落からは9人の参加があり、1人は小学生の男の子でした。
集落支援員の藤原正美さんと山崎浩さんも参加しました。
双方の集落の皆さんはこういった交流会は初めて。
徳滝集落の皆さんは
「上畑・滝ノ下集落の皆さんとお話できるのが楽しみ。」
と話していたそうです。
受け入れ地域の上畑・滝ノ下集落では
机の配置はどういう風にしようかと考え、
最終的に3対3程度で向き合って話すことができるように
5つのテーブルに分けた配置になりました。
徳滝集落の皆さんが到着しました!
皆さん交流を前にワクワクしたような面持ちです。
交流の時間は1時間30分。
5つのグループに分かれて思い思いに話をします。
テーブルの上には、ミズやウドなどの山菜の漬け物、いぶりがっこ、滝ノ下でっち(あずきでっち)が
用意されていました。
徳滝集落のお母さんは、山菜の漬け方を教えてもらっていました。
徳滝集落では、ワラビ以外の山菜はなかなか食べないのだそうです。
その他にも滝ノ下でっちを見て、徳滝集落のお父さんからは、
作らなくなって15年になるが、昔は「あみだ餅」というものを作っていた、
という話題ものぼりました。
あみだ餅には大豆が使われたそうですが、どんなお餅なのでしょう。
気になります!
各テーブルでは話が盛り上がり、いつの間にか
会館の中で宴会を行っているかのようにわいわい賑わっていました!
皆さんとっても楽しそうですね~。
そんな中、上畑集落のくるみ工房の佐々木政司さんの作品が写った写真を見た
徳滝集落のお母さんが
「工房を見学してみたい!」
と、目を輝かせていました。
何人かの方々でくるみ工房へ見学に行くことに!
●くるみ工房の新作 くるみで作った亀とテントウムシ
工房に行く道の途中に薪が並べてあったのも芸術に見えるから不思議ですね(笑)。
工房に着くと、徳滝集落のお母さんは
政司さんが作ったアイディア作品に終始感動していました!
交流会終了の時間が迫り、「また戻って来たいわ~」と
名残惜しそうなお母さんでした。
交流会の最後には徳滝集落の方々から
「住んでいる場所は違っても同じ悩みを持っているんだと感じた。」
「またここにいる人に会いに来たい。」
「感無量、また来たいです。」
などのコメントがありました。
上畑・滝ノ下集落の方々からは
「あまり暗くならず、俺はここで楽しんで生きていくんだ、というくらいがいい。」
「新しいことをやろうとするのではなく、ここにある資源を見つめ直していきたい。
何かのイベントで交流するのではなく、お茶っこ飲みに来たど~! という付き合いの方が良い。
「人」を大事にしていくべ(笑)!」
というコメントがありました。
交流を終えて、徳滝集落の皆さんからは
「楽しかった! でも時間が足りなかった。もっと時間があれば良かった!」
「夫婦で個人的にまた遊びに来たい。」
との声もあったそうです!
たくさんの集落がある中で、
「この集落と交流したい」
と思うこと、それはすごいことだと思います。
そして人と人とが触れ合い、新たな元気を生む。
その瞬間に関わることができた一日でした。
福寿草も顔を出し始め、春の気配が感じられる
上畑・滝ノ下集落から広域連携推進員がお届けしました!