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産地直送ブログ

男鹿市・中石(ちゅういし)百万遍の縄綯い!

2013年4月4日

百万遍行事とは、秋田県内各地で行われている疫病退散や健康を祈るお祭りです。
やり方は地域によって様々ですが、男鹿市中石(おがし ちゅういし)地域では、
なんと毎年藁縄を新しく綯って使用するそうです!

龍を作る

縄を綯う百万遍? あちこち取材にお伺いしている取材班も初めて聞きました。
準備の様子を是非見せてください!というお願いを快諾していただき、3月18日に行ってきました~!

百万遍もしくは百万遍念仏とも呼ばれるこの行事、室町時代の京都が発祥とされ、大きな数珠を大勢で回しながら念仏を唱えるスタイルがよく知られています。
地域によって、十字路や集落の外れ、各家々の前、集会所などで行われます。
春と秋のお彼岸の時期が多いようですが、お正月だったりお盆だったりと時期も様々です。

縄綯い1

藁束が真ん中に置かれ、慣れた様子で席を決めると縄綯いが始まりました。
細い縄を編む人、はさみを持って整える人、赤い布を細く裂く人と分担が決まっているようです。

龍の頭部分

何を作っているのですか?
「龍よ、龍の頭」
龍?

集落の外れに3ヶ所、魔除けの龍を立てるんだそうです!

龍

病気が入ってこないように、外に向けて柱にぐるぐると巻き付けて1年間集落を守ります。

赤い布で龍の舌をつけます。
龍を作るのは一番難しいので、ベテランが担当します。

龍の仕上げ

仕上げに、飛び出してしまった藁をきれいにカットします。
こちらが、百万遍リーダーの斎藤さんです。
百万遍は「地蔵講」に入っているメンバーと、集落のお寺・洞昌寺(どうしょうじ)の檀家さんの有志で行われています。
基本的に女性のみですが、男性も力のいる藁打ち(藁を叩いて柔らかくする)などはお手伝いしています。

この細い縄にも赤い布を編み込んで、輪っかにします。
綯う人と、結んで形を整え飛び出した藁を始末するのは完全分業制。
「これだば短いんでねぇか~」
「これくらいがいいか~」
と話し合いながらどんどん完成していきます。

輪っか

輪っかは、当日拝んだ家に置いてくる魔除けだそうです。家の玄関に、しめ飾りのように飾り、家内安全を守ってもらいます。
集落の戸数だけ作るので、90個は用意するそうです!

くくられた輪っか

10個で一くくりにしておきます。

長い縄綯い 

足も使ってなが~く編んでいるこちらは、家に投げ込むための縄。
投げ込む???
玄関から、縄を投げ込んで、家の人をぐるぐる巻きにするのが中石の百万遍なんだとか!
うーん、中々想像がつきません。
これは当日の取材が楽しみです。

じゃがいもの「皮はぎ」

山盛りのじゃがいも!!
これは、おやつに茹でて食べるんだとか。

おしょに(お塩煮)

「おしょに(お塩煮)」と言って、茹でてる途中で塩を入れて味をつけるのだそうです。

制作が一段落してきた頃「女相撲」の話になりました。

女相撲

中石では、演し物として女相撲が行われていたのです!
女性に何枚も服を着せたり、発泡スチロールを巻いたりして恰幅をよくし、肌色の服を着てまわしを締め、土俵入りから立ち会いまでやっていたそうです。
男鹿市内の施設や、文化会館などで広く公演していたそうですよ~。

化粧まわし

公民館に残っていた化粧まわしを見せていただきました。
豪華な織物は、なんとみなさんの花嫁衣装の帯を解いて作ったもの。
今は残念ながら公演は行われていませんが、女相撲を演じた思い出は中石のお宝です。

元・力士!

元横綱、寒風山(さむかぜやま)こと加藤さんです。(右)
さすが横綱!化粧まわしが様になっています!!

わら細工はお昼前に完了!
みんなで片付けて、ほっくり茹で上がった「おしょに」をいただきます♪

お疲れ様でした~
 

おかわりは?

本当に甘くてほこほこ、ほどよい塩気でいくらでも食べられそうなおいしさでした~!!

ほくほくおしょに

そして、帰り道に北へ帰る途中の白鳥たちを見つけました。
春が確実に近づいています!

白鳥

情報資源活用推進員がお届けしました!

Author: | Category:07秋田エリア, 五里合・中石(ちゅういし)地域


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