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「だんだんだんぶつと~れ!」五城目町・浅見内集落で約40年ぶりの百万遍念仏!

2013年3月11日

2013年2月24日、五城目町・内川地域の浅見内集落で
約40年ぶりに「百万遍念仏(ひゃくまんべんねんぶつ)」が行われました!
五城目町短期地域おこし協力隊員の河原﨑(かわらざき)さんも参加し、
今回の百万遍念仏の様子は河原﨑さんの「ミクロなブログ(外部リンク)」でも紹介されました!

百万遍念仏

百万遍念仏とは、自身の極楽往生やこれから1年間の無病息災を祈願して、
毎年「春彼岸」に行われる行事です。
長い数珠を参加者で輪になって「念仏」を唱えながら100周させます。
1周すると1万回まわしたことになり、100周すると100万回まわしたことになるので、
百万遍念仏と呼ばれるようになりました。

浅見内集落の百万遍念仏は、いつから行われていたかは定かではありませんが、
終戦後には行われていたと集落の方は記憶しています。
現在60歳代~70歳代の方々が子どもだった頃、
おばあちゃんたちに連れられて百万遍念仏を見ていたそうです。
かつては浅見内集落に架かる「谷地田(やちた)橋」の上で
「百万遍念仏」が行われたこともありました。

浅見内集落会館に着くと、お母さんたちが料理の準備をしていました。

料理の準備中

良い香りに誘われて発見したのは鍋いっぱいの「きゃのこ汁」。

ぐつぐつ

とっても美味しそうです~!
百万遍念仏が行われた後にお母さんたちの料理が振る舞われるそうです。
楽しみ~!

浅見内集落会館の2階に上がると、浅見内集落の皆さんの話し声で賑わっていました。

百万遍念仏

百万遍念仏の数珠は30人で囲んでも空きがあるほどの長さです。

数珠長い!

百万遍念仏

数珠で囲まれた中心部のテーブルにはローソクや、紙で作られた花、
御神酒、お母さんたちが作った料理の数々が並んでいました。

そのテーブルのそばには鐘が。

百万遍念仏の鐘

この鐘は百万遍念仏を行うときに打ち鳴らす物です。
鐘を打ち鳴らす速度によって念仏を唱える早さも変わります。

百万遍念仏の要

百万遍念仏の要ですね!
ちなみに、この鐘は同じ五城目町の落合集落から借りてきた物なのだそうです。

さぁ、いよいよ百万遍念仏を開始します!
実際に百万遍念仏を見るのも、参加するのも初めてなのでワクワクします~!

浅見内集落での百万遍念仏は
「だんだんだんぶつ と~れ!」
と唱えます。

数珠の中に紫色の紐が取り付けられている大きな球があります。

中心の球

この球は数珠の中心で、この球が自分の手元にまわってきたら球を持ち上げ拝みます。

球が来たら拝みます

萱  数を数えます

中心の球が通過したら、予め短く切っておいた萱(かや)を1本取ります。

1本ずつ取ります

それを10回行ったら、10ごとに数字が書かれた紙をめくって数をカウントします。

数珠を1周させるのには、およそ3分かかります。
……ということは、1周3分を100回だから……

ご……5時間?

昔は5時間かけてまわしていたんですよね……? すごい!
今回は10回だけまわしてみようということになりました。

すごく厳かな雰囲気を想像していたのですが……

だんだんだんぶつと~れ

「だんだんだんぶつ と~れ!」

だんだんだんぶつと~れ

「だんだんだんぶつ と~れ!」

なんでしょう、この高揚感は。

数珠をまわしていると体が温かくなって、楽しくなってきました!

楽しそう!

笑顔!

皆さんも笑顔、笑顔です!

笑顔!

10回まわした後の休憩時間に
「もう少しやるか!」
ということになり、今度はローソクが燃え尽きるまでまわすことになりました!

百万遍念仏

今回は、合計16回まわしました。
皆さん本当に楽しそうでしたよ~!

「手やお腹に力が入るので、全身運動をしているみたいでしたね。
これも百万遍念仏の御利益なのかな、と思います。」

「来年も百万遍念仏をやりたい。」

「(百万遍念仏は)浅見内のお宝だ」

こんな素敵な言葉が飛び交う中、皆でお昼ご飯を食べます。

皆でお昼ご飯

台所で出会った「きゃのこ汁」はもちろん、カラフルな彩りで可愛い絵が描かれている巻き寿司、
ゼンマイの煮物、麦巻き、あんことミルクの寒天、卵酒など、たくさんの料理が並びました!

ほかほかのきゃのこ汁!

きゃのこ汁は、大根、にんじん、さつま揚げ、フキ、わらびなど、とにかく具だくさん!
お味噌の味が染みます!

巻き寿司  ゼンマイの煮物

お母さんたちのお料理、美味しかったです~!
皆で食卓を囲みながらわいわい話に花を咲かせました!

ご飯の後、浅見内町内会の工藤会長からホラ貝を見せていただきました。

ホラ貝

昭和30年頃に浅見内集落で活動していた青年団、
「ベニバラ楽団」がハーモニカやドラムなどの演奏を始める際に
合図として鳴らしていた物なのだそうです。
是非、演奏を聞いてみたいですね~!
かつては浅見内集落以外でも演奏を披露していたそうです!

今回の百万遍念仏の復活を振り返り、工藤会長は
「百万遍念仏を皆が和気あいあいとやっていて楽しかった。30人の心がひとつになっていた。」
と話してくれました。その表情には笑顔があふれていました。
「誰一人として面白くない顔をしている人はいなかった」
それが嬉しかったようでした。

この日は朝から吹雪いていましたが、百万遍念仏が終わる頃には
吹雪は少しだけ収まり、雲間から青空を見ることができました。
それは、地域の伝統の復活を喜んでいるかのようにも見えました。

数珠

まわせばまわすほど輝きを増していった数珠が、その喜びを表しています。

以上、広域的集落支援員が浅見内集落の百万遍念仏の様子をお届けしました!

Author: | Category:07秋田エリア, 内川地域


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