平成25年2月24日、「白岩焼」の里・仙北市白岩で、白岩焼陶芸塾がオープンしました!
開所式を取材してきました!
「白岩焼」とは、白岩地域で江戸時代に盛んに作られていた陶器で、地の茶色と美しい海鼠釉(なまこゆう)の青色が特徴です。
白岩の土でなければ、この美しい色は出ないとされています。
佐竹藩の「御用窯」として献上品を製作する一方で、生活に密着した陶器をたくさん作っていました。
最盛期には6つの窯に5000人もの陶工が働いていたとも言われています。
記事も合わせてどうぞ!→ 【元気ムラウェブサイト】 白岩焼
白岩地域で地域おこしに取り組んでいる「プロジェクトS」は、使われなくなった駐在所をリフォーム。
なんと、白岩焼の塾に生まれ変わったのです!
2月24日(日)に開所式が行われました。
看板の「白岩焼」の部分が「プロジェクトS」代表の下田さんが制作した白岩焼でできています!
【元気ムラウェブサイト】白岩村おこし~プロジェクトS~の活動
それでは早速、中を拝見!
内側の柱を抜いて大きな教室を確保したので、太い柱を入れて補強されています。
奥の和室には白岩地域を紹介したパネルが展示されています。
今後、こちらの部屋も活躍が期待されます!
色々な作品が展示されています。
田沢湖と陶器のお魚のパネルです。涼しげですね~
同じ土、同じ釉薬(ゆうやく)を使っても、窯の温度や焼き具合で発色が異なってくるのも白岩焼の魅力です。
青く出るはずの部分が白っぽくなっているそうです。
窯の温度が若干低いからだそうです。奥が深い!
陶芸組合長・鎌田さんが
「陶芸塾の活動を活発化させ、地域活性化の中心となっていければ」と挨拶。
10人ほどでの活動を予定していますが、「陶芸の輪」はどんどん広がっていくのではないでしょうか!
陶芸塾の前にある白岩焼の歴史を語る看板です。
春からの本格的な活動開始が待ち遠しいですね~!
広域的集落支援員がお届けしました!