大仙市・小神成(こがなり)地域田ノ尻集落の小正月行事・火祭りが今年も開催されました!
手作りの紙風船を夜空に飛ばす、ユニークなお祭りです。
今回は、小神成地域の後藤光三さんから制作途中から当日までの写真をたくさんいただきました。
普段なかなか見ることができない、お祭りの裏側をご紹介します!
裁断された大きな紙に、まずは下絵を描きます。
みんなで協力して、大きな絵をバランス良く仕上げていきます。
原画を投影して、壁で描いたり!これは器用です!
下書きが終わったら、今度は色塗りです。
丁寧な作業ですね~
休憩タイム♪
描き終わったら、組み立てて貼り合わせます。大きいので、大変そうです!
紙風船の口の部分です。
みんなで協力して、口と本体を合体させます。
これにて完成!!
当日を待つばかりです。
2月10日(土)が田ノ尻のお祭りです。
午前中に、夜に燃やす天筆(てんぴつ)を立てます。
藁で作られていて、集落によって大きさや本数が違います。
餅つきもしました!子どもたちも挑戦です!
お昼休憩ですよ~。
短い冬の陽が落ちたら、「雪中田植え」を行います。
植え付けの目安となる線を引いています。
「雪中田植え」は、今年の出来を占い、豊作を祈る行事です。
一定の期間をおいた時にほどよく傾いていれば豊作、倒れたら不作、など地域ごとに作柄を占う方法がありました。
今も占っている地域もありますが、小神成では主に豊作祈願、そして「行事を子どもたちに伝えよう」という趣旨で行っているので、
一日のみの行事になっています。
田んぼに見立てたエリアに昔ながらの線引きをして、早乙女たちが稲わらや豆がらを植え込んでいきます。
いよいよ紙風船の出番です!
バーナーで空気を熱して立ち上げ、飛ばします!
みんなの願いを乗せて、いってらっしゃい~
その後、天筆に点火!
日を改めて2月16日には、旧太田町(現 仙北市太田町)全体の火祭りも開催されました!
特大の天筆が燃やされました~
たくさんの紙風船も用意されました。
夜空に吸い込まれていきます。
直火が飛んでいくなんて危ないのでは?と思われますが、紙風船が飛んでいった方向に消防団の皆さんが駆けつけ、鎮火を確認されるそうです。
たくさんの人に支えられた、五穀豊穣や家内安全を祈るお祭りです。
皆さんの祈りをこめて、今年も夜空を焦がしました!
【元気ムラウェブサイト】小神成の火祭りの記事も合わせてどうぞ!
写真提供ありがとうございました♪
広域的集落支援員がお届けしました!