11月4日(日)、男鹿市五里合(いりあい)地域で
「五つの里ふれあい音楽祭」が開催されました。
そうそうたる音楽家たちの演奏が披露されましたよ!
当日の様子をリポートします。
五里合地域は寒風山の麓にあります。広大な田園の周囲を山手線のように
「箱井」「鮪川」「神谷」「琴川」「中石」、5つの集落が点在しています。
元気ムラ取材班がいつもお世話になっている鮪川集落、琴川集落は
この五里合地域に位置する集落なんです。
11月4日(日)、五里合地域の五里合体育館で「五つの里ふれあい音楽祭」が開催され
住民約140人が集まり音楽祭を楽しみました。
今回のイベントのきっかけは「何か地域を元気にする方法はないか」と
住民有志が考えたのが始まりです。
音楽祭で挨拶する琴川地域おこし協力隊の柴田雅弘さんです。
五里合地域では15~20年ほど前、音楽祭を稲刈り前の9月中旬に開催していました。
夜には花火を打ち上げるなど盛大に行っていたそうです。
この音楽祭を復活させよう!と、
五里合の有志と一緒に柴田さんは準備を進めてきました。
イベントの名前は五里合地域の「五つの里」にちなみ、
「五つの里ふれあい音楽祭」。
偶然にも、昔行っていた時のイベント名と一緒だったそうです。
音楽祭は男鹿市立潟西中学校・吹奏楽部の演奏からスタート。
潟西中学校には五里合地域の生徒たちも通っており、
復活の音楽祭のトップバッターを務めてくれました。
演奏前はそわそわしていた生徒の皆さんですが、
全5曲の演奏後、観客からアンコールも飛び出す人気ぶりでした。
続いてソプラノ歌手の櫻庭優花さん、
「上を向いて歩こう」「ふるさと」を透き通るような声で歌ってくれました。
こちらは「男鹿こども民謡教室」による民謡披露。
秋田船方節の全国大会年少の部で優勝、準優勝といった賞を受賞している凄い小学生です。
民謡が大好きな3人が自慢の喉を披露してくれました。
秋田三味線の演奏は伊藤福実都さん。
男鹿温泉郷で民謡居酒屋「福の家」を営んでいます。
津軽三味線と秋田三味線の違いを解説しながら演奏してくれました。
そして音楽祭のトリを努めるのは、二代目浅野梅若さんです。
ご存じ秋田民謡会の大御所です。
今回はお弟子さんたちの演奏や踊りも披露されました。
観客の皆さんも素晴らしい演奏が聞け、
「すごく良かった」「来年もまたやって欲しい」と話していました。
五里合には昔から歌の上手な住民が多く、五里合出身のプロ歌手もいるそうです。
この復活した音楽祭が、また五里合地域で続いていくといいですね。
当日の様子は琴川地域おこし協力隊のブログにも掲載されているのでご覧ください。
→男鹿・琴川すげ笠村生活記録(当日・前日)
五つの里ふれあい音楽祭のリポートでした!