生産数が少なく、生産された物も殆ど個別取引で流通するため
なかなか食べることの出来ない貴重な「田沢ながいも」
今年の春には植え付けの様子もレポートしました!
他のながいもには無い「粘り」と「コク」を持つ名品を
田沢の地域運営体「荷葉(かよう)」の皆さん、
そして大学生の皆さん達と掘ってきました!
ながいもは土の中にあるため、この日になるまで出来はわかりません。
豊作だと良いのですが……。
夏に撮った写真です!
実は夏頃から猛暑が続き、ちょっと生育が心配だったのですが。
掘ってみるまではなんとも言えません。
今回は植えるときにも手伝ってくれた
秋田県立大の「農業・農村を元気にし隊」(写真右側3人)と
秋田県の大学生で作る学生団体「ATMU!(アトム)」(写真左側2人)
の皆さんが手伝ってくれました!
というわけでっ!
簡単な挨拶の後
スコップで掘ります!
ながいも農家の皆さんに実演を見せて頂き、
教えてもらいながら掘るのですが
……ですが。
深い。深すぎる。
掘っても掘っても奥が見えてきません。
しかも、繊細なながいもを傷つけないために
慎重に手も使って掘る必要があります。
1m前後掘って、ようやく下が見えてきましたっ!
何度かの失敗を経て、ようやく上手に掘れましたー!
見ての通り「へら」と呼ばれる平べったい形状になっている物は
形が悪いので流通に乗らないこともありますが、味は全く変わりません。
むしろ、量も多くなるので知っている人には歓迎される場合もあります。
こういった形状は、掘るのも大変になってしまいます(一番下が広がっているので抜きにくい)
普通土中に埋めたパイプなどで矯正しながら栽培するのですが、
そうするとパイプに当たった部分がひげ根が発達せず、味が落ちてしまいます。
そこで、田沢ながいもではパイプなどは使わずに自然のまま栽培を行っています。
逆に、自由奔放に育つ芋は真っ直ぐ下に伸びるのではなく、
斜めに育ったり他の芋と交差したりするため、掘るときには細心の注意が必要です。
そうした手間暇があるからこそ、美味しいながいもが出来るのです。
取材班はこの後、数本のながいもとスコップ1本(!)を犠牲にしつつ作業しました。
……ええもう邪魔しに来てるようなもんです……。
……田沢の皆さんほんとスミマセン…スミマセン。
※傷がついても品質上は問題ないので
試食・加工用などで活用されるので大丈夫だそうです……良かった。
大学生の皆さんも頑張ってます!
腰まで入ってます。
掘れました!
荷葉の皆さんも頑張っていました。
地元のお母さんはプロの掘り方です!
ほとんど傷を付けません。
慣れない方も慣れている方も
たった2畝なんですが……ものすごい汗だくです……。
思ったより芋の出来が良い。
というか豊作じゃないかという声が! これは期待持てますよ!
こうして掘った芋はトラックに積まれて田沢支所へ
並べると壮観です!
ざっと400kg以上のながいもです!
豊作でしたーーー!
これらのながいもは、地元での販売や食事の提供をはじめ
東京都・八王子の元気な食卓等でも販売予定です!
帰りには「むらの喫茶店たざわ」で!
こちらも美味しかった!
以上、田沢地域からでした!