インパクトある写真が元気ムラに届きました!
標高762m、湯沢市皆瀬の「奥宮山(おくみやさん)」山頂を目指す人々です。
10月14日(日)、湯沢市で皆瀬自治組織里山散策会&市民ジオサイトツアーが開催されました。
ツアーのメインは2年前、元気ムラ取材班もリポートした“あの”「奥宮山」登山です。
湯沢市ジオパーク推進協議会から当日の写真を提供していただいたのでご紹介していきます~。
今回の登山は、皆瀬地域自治組織“里山散策会”が湯沢市とタイアップした企画です。
この日は皆瀬の若畑集落で「紅葉祭り」も開催中ということで
信仰の山「奥宮山」を体感しながらジオパークについて理解を深め、若畑で秋の味覚を楽しみます!
テーマは「ジオツアーに参加して地域資源を再発見」
地域振興の視点も盛り込んだ「ジオツーリズム」となりました。
当日は、前日の雨が嘘のように晴天に恵まれました。
強力な晴れ男・晴れ女がいるようですね。心強い。
参加者26名は湯沢市の皆瀬支所に集合し、バスで登山口に移動します。
登山開始!
ブナなどの広葉樹が生い茂る奥宮山、急傾斜の場所はザイルを渡して進みます。
右上の写真は「奥宮本山」の祠です。
2年前取材班が若畑側から登った時は、この奥宮に到着したのは山頂についた後でした。
今回は板戸側から登るため、最初にこの祠を通過します。
安全を祈願し休憩です。
これ何だか分かりますか?
熊の「フン」です。
登山途中、熊の足跡を発見したほか、木には爪痕も見られました。
熊除けの鈴を鳴らしながら進みます。
そしてここが頂上への最後の難関。
どんな屈強な男でも「アバー(お母ちゃんー!)」と叫ばずにはいられないことから
「アバ呼ばり」と呼ばれるようになった難所です。
2年前、取材班は「え~!えぇ~!!!(ここを歩くの~!)」と叫びました……(汗)
歩くスペースは岩場のみの絶壁。
足を滑らせてしまうと、下まで落ちていってしまうとのことです。
登っている間は恐ろしい場所ですが、登り切ると達成感があります。
頂上に到着です! 図根が確認できました。
山頂のスペースは6人ほどしか立てませんが……
頂上からの眺めは素晴らしいです。横手市の増田まで見渡せます。
板戸沼と若畑集落も見えました!
今回は案内役の皆瀬自治組織、山岳ガイド、湯沢市ジオパーク推進協議会の人々の協力のもと、
全員楽しみながら危険な場所も通過することができました。
今回のようにツアーになっていると「奥宮山」のような山に親しみやすくなりますね。
今年、日本ジオパーク認定を受けた湯沢市には沢山のジオサイトがあります。
興味のある方は、ぜひ湯沢市のジオサイトを訪れてみてくださいね。
→美の郷ゆざわジオパーク構想 公式ウェブサイト
→秋田県湯沢市 ジオパーク推進協議会奮戦記!
2年前の奥宮山リポートも見比べてみてください!
→2010年 奥宮山リポート(元気ムラウェブサイト)
この後は同じルートを戻り下山、バスで若畑集落に移動しました。
逸品・味噌焼きたんぽと、いものこ汁を堪能しました。
若畑紅葉祭りについては追ってリポートいたしますのでお楽しみに!