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産地直送ブログ

鹿角市・三ツ矢沢(みつやざわ)の「でんぱく」を体験!(後編)

2012年11月14日

鹿角市・三ツ矢沢で行われた「でんぱく」
鉱山の歴史を見た後は、集落の「おこもり」体験です!

全員集合!

移動中

「おこもり」ってなんでしょう?
簡単に言うと、集落の神社に泊まる行事です。
この時集落の皆さんは体を清め、食べるのは特別なお餅や精進料理です。
おこもりを行う神社の見学と、会館で精進料理をいただきました!

一本松

そうそう、ちょっと前後してしまいますが、
鉱山から下りる道中、昔の通学路の目印になっている「一本松」を見ました。
昔は「二本松」だったそうですが、今は一本になってしまいました。
あんなところを通っていたんですね……。

駒形神社

さらに道行く途中にあったこちらの駒形神社、
昔はここに馬に菖蒲の葉を飾り、頭を入れてお参りしたそうです。
帰る前に御神酒の一升瓶を「空けて」帰ったそうです……わお。

平野神社へ

さて、いよいよおこもりが行われている「平野神社」へ向かいます。
こちらの神社は、明治時代に京都の平野神社から移された物と言われています。

この橋…… 下が見えるんです……(汗)

川に架かる橋にちょっとびっくり。

お餅? これは?

さてっ! 境内には臼と杵が!
中のお餅はなにやらちょっと感じが違うようですが……?

しとぎ餅

「しとぎ餅」と呼ばれる、うるち米をついたものです。
本来は宿と呼ばれる当番の家でついてこちらに持ってくるそうですが
今回はデモンストレーションとして、こちらで展示されています。
ついたお餅は囲炉裏の灰の中に入れ、夜食として食べました。

神社の中!

神社の中に皆さんで入っていきます。
中に囲炉裏があって香ばしい香りが漂っています~。

しとぎ餅(ホントは灰に入れます) これぐらいの大きさです。

前編でモザイク入りで紹介したのはこのしとぎ餅でした!
今回は、網で焼いた物をいただきます。

パリっ!

パリッ! とした食感は餅というよりせんべいに近い感触です。
米の香ばしい香りがたまりません。

しとぎ餅(本物)

参考用にと、灰にいれたものもありました。
こんな感じになるんですね……。

お面? 蛇の皮

社殿の中には、お面? や蛇の皮! なども置いてありました。

一行はこれから会館を目指します。

川!

ところで、三ツ矢沢集落の見所の一つは、集落を貫く川!

ふしぎ! 甌穴?

この不思議な形、どうやら川底が一枚の岩盤で出来てるようなんですね。
丸い穴は甌穴(おうけつ、礫が水流で円形に岩盤をえぐった物)かも知れません?

会館到着! 準備完了!

会館では地域のお母さん方が準備万端!
たくさんの料理が並んでいます。

精進料理!

折詰めに入っていますが、殆どすべて三ツ矢沢で作られた物です。
しかも「精進料理」、お肉やお魚は一切使っていないんです。

ではひとつひとつ見ていきましょー!
左下から反時計回りにいきます!

おいなりさん! 糸カボチャ

まずはひときわ大きなおいなりさん。
こちらは割ってみるとなかに「糸カボチャ」が!
さっぱりとしたドレッシングで味付けされています。
お母さん方が「そばいなり」をアレンジして作った物で
この味付けに至るまでかなりの試行錯誤をしたそうです。
美味しかった!

ミズの玉のマヨネーズ和え

隣はミズの玉のマヨネーズ和え
他の地域では「ミズのこぶ」とも呼ばれますが、この辺りでは「玉」と呼んでいました。
山菜のミズは秋になると「むかご(茎が肥大して種のような役割をする)」を作ります。
このむかごをマヨネーズで和えた物です。

さもだし

そこから上に行くと「さもだし(ならたけ)」に大根おろし。

コロッケ! コロッケの中身

続いてコロッケなんですが……?
中はしっかり植物性の材料です!

ぜんまい

右に行くと、ゼンマイの煮物にクルミを掛けたもの。

塩蔵ワラビのからし酢醤油和え

(写真右上)塩蔵ワラビを戻してからし酢醤油和えにしたもの。
これも美味い!

ほうきたけの煮物

(写真右下)ほうきたけの煮物。
※大館市・大葛の温泉祭りでも見かけました!

さつまいもの天ぷら

さつまいもの天ぷら。
紫芋と普通の芋の2色が綺麗です。

色カブで着色

そしてこの赤いカブの漬物は
「色カブ」と呼ばれるカブと白いカブを一緒につけ込んだ
天然着色のカブの漬物です。
※同じ鹿角市の甚兵エ川原さんの「色カブ」もご覧下さい!

トマトのゼリー生クリームのせ

そのほかに
トマトのゼリーに生クリームをかけたこちらは……
……絶品です。トマトの酸味が生クリームと合わさって良い仕事してます。

豆腐汁

そしてこちら、同じ鹿角市・松館でもいただいた豆腐汁です。
こちらは細長く切って「とろろ」と「からし」がかかっています。
※松館の豆腐汁もご覧下さい!
あまり美味しくておかわりしてしまいました。大好きなんです。

大皿っ!

まだまだいきますよー
大皿にはおにぎりや漬物が!

おにぎり

おにぎりは黒砂糖とクルミのおにぎり
五目おにぎり、ごま塩おにぎりの三種類もありました。

茄子の漬物 色カブの漬物

茄子の漬物に先ほどの色カブの漬物です。

漬物盛り合わせ

こちらはかぼちゃと二十日大根の漬物、
それにカブの漬物、そしてキュウリの漬物の盛り合わせです。

餅サンド

最後に紹介するのはお餅にあんこを挟んだ物と
もう一つはブルーベリージャムを挟んだものです。

栗も!

最後と思ったら追加で栗も出てきましたよー!

下宿の話

そんな美味しい料理をいただきながら、地域の若い人たちが中心になって
三ツ矢沢の子ども達にまつわる「三ツ矢沢寮」のお話を伺いました。

岩城さん

岩城さんが小・中学校のころは、
尾去沢の小学校から1キロほど離れた「三ツ矢沢寮」に泊まって生活していました。

クリスマス会をはじめ沢山の楽しい行事がありましたが
やはり初めて入ったときには皆ホームシックで泣いていたそうです。
とはいえ、仲間と共に過ごす寮生活は回ってきた写真を見てもとても楽しそうでした。
現在、三ツ矢沢の4人の子ども達は小型タクシーでの送迎が行われ
毎日学校と三ツ矢沢を往復しています。

集合!

さて、楽しかった三ツ矢沢でのプログラムも終わりが近づいてきました。
今回参加した方は、田郡(たごおり)の集落に住んでいた方、
山形の庄内在住ですが、元は鹿角に住んでいた方など
この地に縁のある方々も何人かいらっしゃいました。

短い時間でしたが、知らなかった尾去沢鉱山と三ツ矢沢の
深ーーい関係を垣間見ることができました!

Author: | Category:04鹿角エリア, 三ツ矢沢地域


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