9月1日(土)、取材班はにかほ市の金峰神社で「鳥海山伝承芸能祭」を見てきました。
会場で横岡番楽保存会の皆さんと話した際に知ったのですが
この日は横岡集落で鳥海山日立舞の「神送り」が行われるんだそうです!
鳥海山日立舞は、7月1日の「神降ろし」の儀式に始まり、
8月13、15日のお盆2日間、横岡自治会館前で演じられ、
さらに9月1日の「神送り」が舞納めとなっています。
今年は「鳥海山伝承芸能祭」と重なってしまいましたが、
鳥海山日立舞を1日2回見られる機会はそうありません!
小滝集落の金峰神社から横岡集落までは車で10分もかからない!横岡集落へGOです!
横岡集落へ向かう途中の風景です。
まん丸のお月さんがぽっかり出ていました。
振り返って、金峰神社方面を見て見ると……
凄い夕焼けでした~!!!!!
先にあるのは日本海です。
空が燃え上がるようなこのロケーションは、ここでしか見られない景色だと実感した取材班でした。
横岡自治会館前で鳥海山日立舞が始まったのは19:30過ぎです。
こちらは、この日演じられる鳥海山日立舞の演目数。
どの地域も少子高齢化などで郷土芸能の演目数は減少傾向にありますが、
これだけの演目数が横岡では受け継がれています。
一番盛り上がるのは、最後の方に演じられる「団七」!
全部の演目数を演じると22時ころになるそうです。
昨年のブログでもリポートしているので、ご覧くださいね。
→8月13日、横岡では鳥海山日立舞が!
源平合戦を表した素早い動きの武士舞も見所ですが、
子どもたちによる「三人立」「やさぎ獅子」も良かったですよ。
また、取材班オススメは↑写真下の「吉田」です !
台詞を言うと語尾に「イヤイヤ~」
次に台詞を言うとやはり「イヤイヤ~」
何かに悩んでいるのでしょうかね~?「イヤイヤ、イヤイヤ」と話す様子がとてもユニーク。
見に来ていた男性は息子さんに「お!“イヤイヤ”始まったよ」と話していました。
ちょっと場所を変えて、舞台裏をちらっと見せていただきました。
今年の8月15日は雨が降ってしまい、鳥海山日立舞は室内で演じたそうです。
やはり天気のいい日に屋外で見たいですよね……
住民の皆さんも、9月1日の神送りを楽しみにしていたと話します。
天候に恵まれて良かったです~
テレビやラジオが無い時代、鳥海山日立舞は集落の人々が楽しみにしていた大事な娯楽でした。
インターネットやスマートフォンが普及し娯楽に溢れる現代ですが
鳥海山日立舞は昔も今も変わらず横岡の人々の大切なお宝のようです。
横岡集落から鳥海山日立舞「神送り」のリポートでした!
●●●●●●●●●● お知らせ!!!!! ●●●●●●●●●●●
10月28日(日)、「第54回北海道・東北ブロック民俗芸能大会」が山形県天童市で開催されます。
横岡集落の鳥海山日立舞も出演するので、この機会にぜひご覧ください!
【日時】 平成24年10月28日(日)
【開会】9:30 【開演】10:00(終演予定 15:30)※鳥海山日立舞は午後の予定です。
詳しくは山形県のウェブサイトをご覧ください。