8月5日に、五城目町・内川地域の「湯ノ又集落」と「浅見内集落」で
七夕まつりが行われました。
浅見内集落は7月31日の絵灯籠作製から、
湯ノ又集落は当日「納涼会」から取材させていただきましたよ~!
七夕まつりの様子は「浅見内編」と「湯ノ又編」の2編成で紹介したいと思います!
それでは7月31日に浅見内集落で行われた「絵灯籠作り」の様子から紹介していきます!
7月31日は浅見内集落で新しく立ち上がった「浅見内活性化委員会」が主体となり、
たくさんの絵灯籠を作りました。
●松橋勇子さん
下絵は「浅見内活性化委員会」の会長、松橋勇子さんが集めてきたもので、
今回はその下絵に色をつけて、灯籠の骨組みに貼るところまで行います。
絵灯籠の作製だけが目的ではなく、皆さんの交流の場になれば、と開催されました。
会場である「浅見内公民館」に集まったのは浅見内集落のお母さんたち。
浅見内集落なのですが、山の関係で少し離れた場所にある「小川口」からも
参加しました。
絵灯籠の作製に取り組む前に、昔語りを聞きます。
昨年の五城目町・馬場目で行われた「盆城庵秋祭り」でも
昔語りをしてくれた澤田石清子さんが七夕の話をしてくれました。
織り姫と彦星がどうやって離ればなれになってしまったのか、という話でした。
話の一部をご紹介します。
お互いに思い合っていた彦星と織り姫は、
彦星を気に入らない織り姫の両親から次々と難題が出され、困った彦星を織り姫が知恵をしぼり助けていました。
ある日、織り姫の両親は畑に植えているうりを見張るようにと彦星に命じました。
織り姫は、彦星に「うりを絶対に食べてはいけませんよ」と忠告しましたが、
見張っているうちに喉が渇いてきた彦星はうりを食べようと割ってしまいます。
するとうりの中から大量の水が流れ出て、大きな川になりました。
それが後の天の川で、流される彦星に織り姫は「もう年に一度しか会えません」と伝えました。
七夕の話の他にも「つると亀」や「床屋のあんちゃん」の話など、おもしろおかしく話してくれました。
皆さんは心地良い声に聞き入っていました。
清子さんは何か集まりがあると、昔語りをしにきてくれるそうです。
さあ、昔語りを堪能したら絵灯籠作りの開始です。
テーブルごとに絵の具、クレヨン、スタンプが置かれ、その中から好きなものを選んで
思い思いに色をつけていきます。
「ここは何色を塗ったらいいのかな」と開始直後は迷う姿も見られましたが……
だんだんとカラフルになってきましたよ!
自分で下絵を描いてみる方も!
廊下側ではできあがった絵を骨組みに貼る作業をしていました。
参加した方は「普段話す機会がない人とも話すことができて楽しい」と
絵灯籠の作製をしながら話を弾ませていました。
こうして皆さんで作り上げた絵灯籠。
その絵灯籠に8月5日、いよいよ灯りが灯されました!
会場は浅見内公民館の広場。
広場の回りにはボンボリなどが飾り付けられた笹竹が設置され、
広場中央には大きな絵灯籠がありました。
こちらの絵灯籠は、かつて子どもたちが2年がかりで作ったものです。
大きいですね~!
広場を囲むように、皆で作った絵灯籠が飾られています。
ぼんやりと絵が浮かび上がって幻想的な風景です。
地域の方々が集まると、灯籠の前で花火大会が行われました。
皆で手持ち花火を楽しんだ後は、広場中央付近で打ち上げ花火です!
おおっ!?
おー!
ドーン! と大きな音が鳴ると「おー!」と声が上がりました。
シュー、と花火の筒からあふれる光が綺麗でした。
会の終わりには、参加した子どもたちにお菓子のプレゼントがありました!
絵灯籠を見に来た方から、「来年は夏祭り風にやってみたい」という
案が出るなど、浅見内集落は活発な動きを見せています!
●絵灯籠作りの時の集合写真
以上、浅見内集落から夏の夜の風物詩「七夕」のリポートでした!!