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産地直送ブログ

にかほ市横岡集落で東京の小学生が野菜を収穫、そばを打ちました!

2012年9月6日

914たらいいっぱい

にかほ市象潟町の横岡集落で、東京都港区の小学生と地元の子ども達約40人が交流するグリーンツーリズム事業が2泊3日の日程で行われました。その中で、たくさんの野菜の収穫と「そば打ち」の様子をリポートします!

60152横岡集落1830

横岡集落は間近に鳥海山を望む田園地帯です。

60179鳥海山 60176米実り

60180上郷の温水路群 60204豊富な水量

にかほ市象潟町の一集落で、ゆるやかな棚田が広がります。
山から流れ出る冷たい水を温める「温水路」があり、
晴れた日には日本海を望む好ロケーションとなっています。
(鳥海山=写真左上=はこの日、雲がかかっていました)

今回のグリーンツーリズム事業は平成22年から始まりました。
今年3年目を迎えた横岡集落では、
東京都港区の芝浦・港南・台場地区から来た小学生20人と地元の子ども達が交流しました。
8月21日から23日まで2泊3日の日程で行われ、
取材班は8月22日の朝からお昼頃まで同行しました。

9811自治会館1823

子ども達は幾つかのグループに分かれ、
横岡自治会館から野菜の収穫へと出かけます。

取材班Aが同行したのは、女の子2人がホームステイしている家の畑。
案内してくれたのは、この家のお父さんと、
何十種類もの野菜を育てているおばあちゃんとお孫さん2人です。
884-30種類超す 831コイのえさやり

庭に大きな池があり、まずコイにえさをやりました。
畑には、おばあちゃんが丹精込めて世話をしているいろんな野菜が育っています。

837トマト収穫 842きゅうりごうや

まずトマト。「赤いのを採って」とおばあちゃん。
収獲時期はそろそろ終わりに近づいていましたが、熟したトマトはまだいっぱいありました。
キュウリはツルが大きく伸びて、うっそうとした状態にありますが、
葉をかき分けると幾つも見えます。
おばあちゃんは近くからゴーヤを収獲しました。

857ピーマン収穫 850なす

子どもが薄い手袋をしているのは、キュウリやナスを収穫するときに、
トゲが肌にささらないためです。
このトゲ、小さくてチクチクして痛いんですよね~。
(慣れているおばあちゃんはもちろん素手ですが……)。
実や茎、葉っぱにはトゲがあったりするので要注意です。
「自然界には危険が潜んでいる」と知るのも都会っ子には勉強でしょう。

ナスもいっぱい実っています。紫色の花もまだ付いていてきれいですね。

851スイカ 847ナスの花

傍らにはスイカがなっていました。縞のあるのとないのと2種類ありますが、
これは違う品種の苗を2本植えたそうです。
青いネットは夜に活動するハクビシンの被害を防ぐため。
ハクビシンは犬よりは小さく、猫より大きいそうです。

※集落の方に伺うと、<明日収獲しよう>と思った夜に
ハクビシンを含めアナグマやカラスなどに食い散らかされると口々に言っていました。
「動物はおいしいタイミングを知っている」と話していたのが印象的です。

865枝豆収穫

そして枝豆。根ごと引き抜き、あとで枝豆をもぎ取ります。
片手で抜こうとしてもびくともせず、両手でやっと抜いた子もいました。

そのほか、シソ、シシトウ、キャベツ、白菜、大根、人参など
何十種類もの野菜をおばあちゃんが育てているのにはビックリです。
横岡集落の家々では、野菜を育てて自分の家で消費したり、
お裾分けをお互いにして暮らしているのでした。

作業を終えたあとは沢の水を引いた水場で手と顔を洗い、自治会館に戻ります。

889-1694オクラ収獲

一方、取材班Bは子ども達5、6人のグループに同行しました。
こちらも広い畑です。オクラの収獲をしました。
オクラの茎がこんなに背が高く大きな葉を持つ野菜だとは取材班もビックリです。

889-1695_トマトの収穫 889-1699真っ赤なトマト

トマトを収穫しています。真っ赤なトマトがいっぱい採れました。

951-1691つばめ

つばめが家々の軒下に巣を作っていて、電線に何羽も止まっていたのは驚きでした。
よほど虫が多いのでしょう。自然が豊かな証拠です。

自治会館には続々と野菜の収穫を終えた子ども達が帰ってきます。
949スイカ 949-1748野菜

中には、畑を耕し大根の種まきをしてきたグループもありました。

大きなタライに収獲したキュウリやトマトを入れて冷水で冷やします。
新鮮な野菜は、色合いも“味”もほんとうにおいしそうです。

951-1727黄色ミニトマト 951-1718野菜洗い

大人がタライから黄色いミニトマトを取り出し“毒味”をしました。
「甘~い!!!」。
取材班も比較のため赤いミニトマトを食べましたが、黄色が断然甘かったです!!

暑い中で作業したので、タライの水に手を入れると気持ちいいです~。

班ごとに野菜の重さを量って記録していました。

894計る 943-260キログラム

902夕顔収獲 905かぼちゃ

大きなユウガオの実を持った男の子がいました。
ユウガオはカンピョウの原料でもありますが、煮物や漬け物でも食されます。
果たしてどんな料理になるのでしょうか。カボチャも採れました。

921枝豆とり 886枝豆とり

広場では枝豆をもぎ取る姿がそこかしこで見られました。
みんな、長年やっているような慣れた手つきです。

950じゃがいも 934こだし

子ども達は、集落で使われているアケビの蔓(つる)で作った籠に野菜を入れて
持ち帰ってきました。地元のおばあちゃんが作ったものです。

941カブトムシ

東京の子ども達は、野菜だけでなく昆虫にも当然目がいったようです。
アオガエル、尺取り虫、そしてカブトムシ(メス)を捕まえた子がいました。

東京都港区から来た子どもは、主に港区の芝浦・港南・台場地区に住んでおり、辺りは40階建てのビルが林立する地域です。昆虫も子ども達にとっては物珍しいのでした。

野菜の収穫を終えて一休憩したところで、今日の主要行事である「そば打ち」です。
そば打ちの会場は自治会館の中です。横岡産のそば粉を使います。
980【そば畑】01819

自治会館の窓から日本海を見ると、白い花を咲かせたそば畑が見られます。
中央の白い帯状のがそばの畑です。

980そば畑 981-そば0138

写真左はそば畑の一部です。写真右はそばの茎と花です。

横岡では通常、盆前にそばの種をまきます。
一週間ほどで芽が出て、約一カ月で花が咲きます。
稲刈りが終わる頃、そばの実は硬くなり収獲するのです。

収獲した実は乾燥して保存し、必要な時にそばにします。
横岡では年越しそばとして食べるのが普通です。
昔は、手回しの石臼で粉にしました。そばだけでなく豆も粉にしました。

子ども達は4グループに分かれてそばを打ちます。
さあ、みんなでそば打ちです。
955そば打ち会場

966そば粉入れる 970お湯

そばを打つ台には、そば粉、包丁、こね鉢、板、麺棒、
そしてお茶碗に入れたお湯などの道具一式が準備されています。

まず、こね鉢にそば粉を入れて中央を凹ませ、お湯を少し入れます。
973卵入れ 977豆腐入れ

そば打ちの先生は、斉藤喜久男さんです。
喜久男さんは、そば粉にお湯、卵、豆腐を入れて混ぜるやり方です。
「外から持ち上げるように。力を入れると手につくから最初から力を入れない。
すると自然に混ざるからね」
先生は自分で手本を見せながら子ども達を指導します。

982みんなでこねる 998先生が粉まぜ

子ども達は先生の声に応じそば粉を混ぜていきますが、見ていると
ぼそぼそになるチームが多いようです。
先生は作業の合間に各チームを見回り、手伝ったりしています。

60017先生手伝う 60032まるく

次第に一つのまとまりになり、丸い形になってきました。
できたら台の上にあげます。

60036台で伸ばす 60044伸ばす

さあ、これからめん棒で伸ばす作業です。
各チーム5回ずつとか決めてみんなで交替しながら伸ばします。

60049巻いて伸ばす 60064お母さんも手伝い

少しずつ薄くしていきます。棒に巻いて転がします。地元のお母さんも手伝います。
あまり薄くすると生地が裂けるので注意が必要です。

60092子ども切る

ついに切る段階になりました。

先生の切り幅(写真右)は細くて一定ですが……、子ども達は??
60085先生が切る 60094子ども完成

先生と子ども達のそばを並べると一目瞭然。仕方ありません、
先生は約20年のキャリア、子ども達の多くは初心者ですから……。
それでも、そばになったのはエライです。

60100天ぷら1808

さあ、食事の時間です。これを待ち望んで暑い中、汗を流してきました。
初めに登場したのは野菜の天ぷらです。採れたては新鮮で美味しい!
シソ、ナス、カボチャ、それに人参やオクラなどのかき揚げも出てきました。

60108そば多数

ついに、そばの登場です。
台所近くの準備室に並んだそばをパチリ撮りました。
のりの刻みを上に散らします。ネギはお好みです。

60111太い 60116やや細い

上の写真はどちらも子ども達が打ったそばです。
太いのもあれば、結構きれいに揃っているのもありますね。

60130食べる01814

喜久男先生が「自分の打ったそばを味わって食べて下さい。
おかわりはいっぱいあるので、おかわりして下さい」と語り、
「いただきます!」の元気な声で子ども達はそばを食べ始めました。

取材班も頂きましたが、コシがあって食べ応えがありました。
男の子は何杯もお代わりしていました。
自分たちで作ったそばですから、美味しいはずです~。
60123食べる 60131大人も1816

引率してきた台場児童館の市川賢子(かしこ)館長は
「去年参加した子どもが『すごく良かった』と言って、今年は倍の人数が参加しました。
ホームステイも広い家とおじいちゃん、おばあちゃんがいて
子ども達は良かったと言っていました」と話していました。

また、市川館長が感動したのは星空のきれいさ。
「去年は天気が悪くて星が見えませんでしたが、今年は最高でした。
国際宇宙ステーションが動くのも見えました」と語っていました。

以上、東京の子どもと地元の子どもが共にワイワイがやがや、野菜の収穫とそば打ちのリポートでした!

Author: | Category:08由利エリア, 横岡地域


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