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産地直送ブログ

元気ムラ最怖!? 由利本荘市・滝の「洞参り(ほらまいり)」!

2012年6月28日

由利本荘市・滝地域にある「洞窟」。以前ブログ「新嘗祭」で望遠レンズを通して紹介もしました!

洞参り

かつて落武者が住んだとも言われる洞窟に、
毎年、五穀豊穣を祈ってお参りします。
取材班はついに深山幽谷に分け入るこの「洞参り」への取材を果たしました!
そこに待ち受けていたものは……!?

※これ以降のルートは、地元の方の案内なしではお勧めできません。
楽しく紹介しておりますが、以前途中の山道で迷った方がおります。
また、洞窟へのアプローチは非常に危険なため、重大な事故を起こす可能性があります。
もし、訪問する際は、確実な安全確保をお願いします。

※ブログにて取材班のテンションが変になっていますが、あまりも怖い故です。
高いところが極端に苦手な方はご注意ください。

この辺です。

今回訪れる洞窟「西山観音」は、集落から見える「鬼倉山」に連なる山々にあります。
以前、滝集落から見せて頂いた時から「どうやっていくんだろう?」と
疑問に思っていましたが、今回、ようやく到達することができました。

まさか、あんなところだったとは……この時、取材班はまだこの恐怖に気づいていません。

特別町民の森

滝集落の入り口付近「大内町特別町民の森」の看板から、
鬼倉林道を通り高度を稼ぎます。

歩きます

林道の途中、広場で車を降りると、ここからは歩きです。

深山幽谷

林道からすぐに山へと入っていき……山道が続きます。

巨木の森

この巨木の数々! この森が大事にされている証拠です。
一緒に写っている右、中央部の人から大きさを感じられればっ!
昔は、集落から直接登ったため、半日がかりの道のりだったそうです。
また、現在のルートにはありませんが、途中にはお堂があり、
そこで酒盛りをしたとも言われます。
取材班はすでにヘトヘト……みなさん体力すんごいです。

岩肌

とにかくっ! 気合い入れて登っていきましょう。
と、地元の方から「あそこから降りるでゃ!」
と指さして頂いたのが下の写真です。

岩盤

え?

いやあの。

なんか絶壁しかないんですが。

はは……まさかね? あの岩肌降りたりしませんよね?
まさかね……?

そのまさかでした。

下をのぞき込んで

無理無理!
いや、無理ですって。無理ですからコレ。

垂直降下

別にカメラを傾けてる訳じゃないです。
このロープにつかまって降りるのですが、が!
だって下見えないんですよ? というか無いですよ
「落ぢたら俺方も探されないがらな(笑)」と地元の方。

冗談に聞こえますが本当に悲鳴が出ます。
ここから帰りt「ここで帰るっていう選択肢は無いべ?(笑)」
行かせていただきますっ!

下がないんです。

写真には写っていませんが、のぞき込んでみると、
ちょうどテラスのように張り出した部分まで降りると一息つけそうです。
その下は本当に何もありません。崖です。踏み外したら終わりです。

ロープにつかまって、滑る足場をゆっくりと降りていきます。
途中、岩の左側に小さな穴が開いていて、中から先に着いた集落のみなさんの顔が!

窓?

(写真は内側から撮ったものです。ここから取材班の姿が見えたそうです)
ここから見えれば怪我した人は居ない、と心強い言葉が! もうすぐ到達です!

しかし、最大の恐怖はこの後でした。
みなさんの待つ洞窟……への道が見えません。
しかも足場は一人がやっと山肌へ身を寄せて立てるかどうか。

パノラマ

やはり後から洞窟内側をパノラマで撮ったものですが、
洞窟側から見ると、向こうのロープがある斜面(というか崖)が見えません。

無理っす

言葉で説明するのは難しいのですが。
岩肌に張られた針金をつかんで、
垂直に切り立った岩を横斜め移動で渡りきる。

無~理~!

はっきり言って一番怖かったのはこの場面でした。
足場が足より小さいんです。
岩に抱きつくみたいにして、頼りない足場(コケで滑りそう!)を横移動!

……たった2歩がこれほど恐ろしいとは。
地域の方からサポートしてもらったから無事に渡れましたが、一人では絶対無理です。

怖っ

ようやく洞窟に着いた後に、おそるおそるカメラを突き出して撮影したのがこちら。
岩肌に取り付きながらこういう場所を渡った、というのがお分かりいただければ幸いです。
「昔は木がおがって(育って)なくてもっと怖ぇがったで!
……。

な……なにはともあれ、洞窟到着です。

西山観音 観音さま

西山観音をついに目にすることが出来ました!
この苦労と恐怖があればこそ! ありがたさ倍増です!
下の木札には、参拝者の名前が書かれています。
神官と共に皆さんで祈りを捧げます。

残念……

今日はあいにくの天気で霧がかかっていましたが、
晴れていれば集落を見下ろすことができます。
でも、晴れていれば谷底まで見通せたらしいので……。

帰りも、もちろんあのルートをたどって戻るのですが。
登りはほとんど腕の力でロープをたぐり寄せて登っていきます。

この後、下り道で比較的楽なはずなんですが。
膝が笑って思うように進めません。
疲れより恐怖で顔色も悪くなっていたようです。
それでも、なんともいえない充実感!
「山中の洞窟に毎年お参りする」というのは、
県内どころか全国的にも珍しいのではないでしょうか?

熊野神社

さて、山から下りた後は、熊野神社の祭典です。
元々は別の日に開催されていたお祭りですが、現在は「洞参り」と一緒の日に行われています。

お祓い

こちらでも豊作をはじめ、村の幸せと安全を願います。

乾杯!

終わった後は盛大に直会! いやー、ほんとに怖かった!
でも集落の方々の信仰、伝統に触れられて最高の日でした!

Author: | Category:08由利エリア, 滝地域


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