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産地直送ブログ

田沢地域で長芋の植え付け作業が行われました

2012年6月13日

仙北市の元気ムラ「田沢地域」で活動する、地域運営体「荷葉(かよう)」(浦山久二会長、会員約100人)が6月2日(土)、「田沢ながいも」の種芋を植え付ける作業を大学生5人とともに行いました。
077土かけ学生

以下は、そのリポートです!

種芋の植え付け作業は地域運営体活動の一環で、荷葉の会員十数人と、秋田県内の大学生で作る学生団体の「ATMU!(アトム)」から三人と、秋田県立大学のサークル「農業・農村を元気にし隊」(援農隊)から二人、そして仙北市役所田沢出張所の職員と元気ムラ支援室のメンバーが参加し実施されました。アトムと援農隊はあきた元気ムラ応援団の一員です。

種芋を植え付ける畑は、JR田沢湖駅から国道341号線を車で約15キロメートル北上し、名水「茶立ての清水」を過ぎた田沢地域にありました。西方には田沢湖が位置します。そして東には雄大な秋田駒ヶ岳を仰ぎ見ることができます。
730茶立て清水

初めに、荷葉の会員と大学生が簡単に自己紹介をし、さっそく作業に取りかかりました。薄曇りでそよ風が吹き、作業にはぴったりの天候です。
770学生 作業01-741作業前あいさつ

遊休地だった畑には既に、3本の深い溝がトレンチャーという機械で掘られていました。その溝に、二度にわたり土を落として足で踏み固めます。

作業03-748作業土踏み 055土かぶせ(k)

畑は、玉川が運んできた砂土で、石がほとんど混じっていません。石があると、伸びた長芋が曲がったり二又に分かれたりして商品にならないということでした。

やがて種芋が到着しました。種芋は千田ミワさんが4月から大切に育てていたものです。「先を切って消石灰で消毒し、4月10日に畑に置いて芽を出させたものです。今朝、芽と根を傷つけないよう丁寧に掘ったので、時間がかかってしまいました。食べた人は、ここの長芋はねばりと甘味があって、ほかのとは全然違うと言ってくれます」とミワさんは話します。

作業04-755作業種イモ 作業05-759種イモ並べ

種芋は30センチくらいの間隔で、芽を上に向けて並べていきます。大きくなると1メートルを超すのは驚きですね。

鍬で左右から土をかぶせ、菜種油粕や豚糞の発酵肥料などをかけます。取材班も鍬を使いましたが、だんだんに腰が痛くなってきて、農家の人の苦労がおぼろげながら分かりました。
093土かけ学生 055土かぶせ(k)

地域運営体「荷葉」は、田沢地域の11集落とボランティア団体などで構成されている組織です。農家の人だけではないので、全員が長芋の植え付けに詳しくはないですが、「先生」と頼りにされているのが八柏修(やがしわ・しゅう、81歳)さんです。40年ほど長芋を作り続けてきました。

766八柏修

「できた長芋がおいしいので、だんだん作る人が増えてきて、多いときは何町歩(ヘクタール)も植えたもんだ。ここ一帯、みなやったもんだ。店で買う野菜と違って、おいしい。でも腰が痛くなってきて、去年はさっとか(少なめ)だった」と「先生」は言います。
田沢地域では、個々の農家が、家で食べるのと親戚に配る分の長芋を今でも栽培していますが、首都圏でも販売しようと、「荷葉」の動きを元気ムラ支援室が支援しています。今年2月に八王子の野菜直売所「元気な食卓」のお店で好評だったことから、作付け面積を広げることになりました。

長芋から伸びてくるツルをつたわらせるために、支柱を立てネットを張る作業をみんなでしました。途中、ロープがからまったりしましたが、荷葉のメンバーと大学生が協力し楽しく張り終えることができました。
作業08-769ネット張り 作業10-752去年の芋の茎
近くの畑で、昨年収穫していない長芋から芽が出ていました(写真右)。芽の高さは30センチくらいですが、この日に植えた種芋は8月頃にネットの上(高さ1・8メートル)までツルが伸びていき、10月末から11月初めには収穫する予定です。早く収穫すると、芋にアクが出たり、すり下ろした時に黒くなったりするということでした。

周囲には、農家の人が作付けした、ネットを張った支柱が並ぶ長芋畑がいくつか見え、かなたには駒ヶ岳が見えます。「ここから見える駒ヶ岳は山が三つ見えるんだ」と荷葉のメンバーの人は自慢します。山には所々に雪が残っていました。
作業09-783ネット

畑の近くには、去年取り残したゴボウの葉が茂っていました。掘り起こしたゴボウは長さが90センチほどあって立派なもの。「おいしいのは、折っても切り口が白いんだ」と切り口を見せてくれました。

062ごぼう説明 ごぼう763ごぼう白

参加した大学生は「フレンドリーに接してくれて、地元の人の温かさを感じました。みんなで一緒に作る達成感、ワイワイやる雰囲気が良かったです」と話していて、今後田沢地域で行う運動会など他のイベントにも参加したいと言っていました。

と、近くの杉林から山菜を手にしたお母さんが……。聞くと、山菜のミズがとれるということで、山林所有者の許可が出たので学生も一緒に、急遽ミズをとりに行きます。「引っこ抜けばいいよ」「なるべく太いのをとって」などのアドバイスを受け、学生さんもミズとりに励みました。でも、地元のお母さんの手早いこと。学生が4,5本とっている間に10本も手にし、学生にあげていました。ミズは皮をむいて、おひたしにしたり浅漬けにしたりして食べます。
767ミズ 102ミズ学生

参加者全員で、畑をバックに記念撮影。
774集合写真

作業が終わったあとは、荷葉が運営する村の喫茶店「たざわ」に行って、食事をいただきました。そこでハプニング! 荷葉の方から、長芋の味を知ってほしいと提供していただいたのが「長芋の浅漬け」(写真右)です。

喫茶たざわ799喫茶たざわ 喫茶たざわ793長いも浅漬けこれ

秋田生まれの調味料「味どうらく」に一晩つけたものですが、薄く切ったのを食べると、粘りがあり、サクサクとしつつも甘みもあるという具合で、いくらでも食べたくなるおいしさでした。長芋、といえば細切りにしてお醤油をかけるか、すりおろしでしか食べたことがなかったので、新鮮な食べ方でした。

中華丼を注文したところ、二十日大根(ラディッシュ)とウルイの漬け物、それに蕗とミズとポテトサラダもついてきて旬の味が楽しめました。ほかにもいろいろな料理と飲み物がメニューにあります。

喫茶たざわ788二十日大根 喫茶たざわ802中華丼

127料理 131料理 132料理

喫茶店「たざわ」には、元気ムラのホームページに載っている田沢地域のイラストマップを拡大したものがありますので、それも参考に田沢地域を楽しんで下さい。「一人暮らしの高齢者が集まれる場所を作りたい」として始めた喫茶店ですが、今では大勢の人が利用する人気スポットになっています。
※喫茶店「たざわ」開店1周年の様子はこちら。

●喫茶店「たざわ」
営業時間 10:30ー14:30
営業日  火曜日(田沢診療所の開業日に合わせて)
土曜日

●「田沢ながいも」に関してのお問い合わせは
田沢交流センター
住所 〒014-1201 仙北市田沢湖田沢字大山7
開庁日 月~金(祝日・休日・年末年始を除く)
開庁時間 8時30分~17時15分
電話 0187-43-1351 FAX 0187-58-4100
e-mail semboku@city.semboku.akita.jp

Author: | Category:09仙北エリア, 6 元気ムラ応援団, 田沢地域


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