由利本荘市・中直根集落のすぐ隣にある「前ノ沢集落」。
先日の「ひたね雪ん子まつり」と「本海流獅子舞番楽大競演会」にも登場しました!
今回のブログでは、前ノ沢のみなさんが頑張っている
「もうひとつ」の姿をご紹介します!
前ノ沢集落には、「前ノ沢番楽」とともに、
もうひとつの伝統芸能が伝えられています。
それがこちら!「鳥海前ノ沢太鼓」!!
※写真は2010年、直根小学校で行われたクラブ発表会での
「前ノ沢太鼓クラブ」の様子です。
直根小学校では、鳥海山麓に伝わる伝統芸能「獅子舞」「猿倉人形芝居」「前ノ沢太鼓」を
子供たちが体験学習する場を設けています。
前ノ沢太鼓保存会のみなさんは、直根小学校の「前ノ沢太鼓クラブ」で
地域の子供たちに、前ノ沢太鼓の指導を行っているんです。
前ノ沢講中の幕には「享和二年」の文字が記されています。
この太鼓も、かなり歴史がありそうですよね。
前ノ沢太鼓は何と、約400年前に前ノ沢に伝えられたそうです。
豊臣秀吉の時代ですよ!
鳥海前ノ沢太鼓保存会は、結成され22年になります(2012年現在)。
町内会のお祭りはもちろん、
由利本荘市・法体の滝での「鳥海新緑まつり」や「紅葉祭り」、
8月15日には「ホテルフォレスタ鳥海」での公演など、イベントの場で活躍中です。
さらに、伝統太鼓の他に、自分たちで作曲した曲を使った「創作太鼓」も行っています。
鳥海前ノ沢太鼓保存会のリーダーを務める村上善直さん。
保存会のみなさんから、彼は面白いよ!超プッシュされたのも納得、
何と、ナイスミドル系アマチュアバンド“Hotline(ホットライン)”のメンバーでCDもリリースされてるんです。
県内外のコンテストにも入賞経験のある実力バンドですよ!
しかもバンドのボーカルは、元気ムラでもご紹介した真坂善人さんこと「善力堂」さん!
由緒ある伝統を受け継ぎながらも、新しい風も吹き込まれているのが、前ノ沢をはじめとする鳥海の大きな魅力。
直根小学校は、笹子小、川内小と合併することが決まっていますが、子供たちが、地域で伝統芸能に触れる場は、
前ノ沢太鼓保存会をはじめとする、地域のみなさんが、しっかり守り継いでいます。
鳥海前ノ沢太鼓保存会のホームページには、
活動の履歴が丁寧に掲載されているので、ぜひご覧くださいね!