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産地直送ブログ

由利本荘市集落活性化プラン実践サポート事業~最終報告会~

2012年2月14日

由利本荘市・大内町で、2月4日に
「由利本荘市集落活性化プラン実践サポート事業」の最終報告会が行われました!

天神あやとり

写真は、報告会の最後に行われた交流会の様子。
交流会で、上笹子地域・天神集落の80年の歴史を持つ
「天神あやとり」が披露されたんですよ~!

今年度で最終となった「由利本荘市集落活性化プラン実践サポート事業」は
由利本荘市からの委託を受け「公立大学法人国際教養大学地域環境研究センター」が
行ってきた事業です。
報告会には、モデル地域に選ばれた9集落が一堂に会し、これまでの活動を振り返りました!
※昨年の報告会の様子はコチラから!→平成22年度報告会

それでは、各集落の報告をご紹介していきたいと思います!

●赤田集落

赤田大仏祭りの御輿 東光山からの眺め

赤田の大仏や、201年続いている赤田大仏まつり、五峰山など、豊富な資源がある赤田集落。
昨年の報告会では、赤田集落内にある「東光館」の使用方法が課題となっていました。
今年度は、祭り以外の地域資源を活用していくことを目標に様々な活動が行われ、
赤田集落で盛んに栽培されているブルーベリーや、地元産の米、蕎麦を活用した特産品の開発などにも力を入れ、そのPRも積極的に行ってきました。

今年度夏に行われた、石窯ピザの講習会には、
中直根集落、天神集落、坂之下集落、そして赤田集落が参加しました。
この講習会を受けて「やっぱり俺たちも石窯を作った方がいい!」と石窯を設置することとなりました。

ピザ焼き体験

ピザ窯は、東光館の隣にある「五峰苑」に設置され、赤田の大仏祭りの前夜祭、「五峰苑まつり」で
早速、石窯での「ピザ作り体験」が行われました。
また、イタリア料理店のシェフにより試作された「ブルーベリードレッシング」、
ブルーベリージャムをかけた粉なますなど、ブルーベリーを活かした特産品が
次々と開発されました。

ブルーベリードレッシングのサラダ ブルーベリー粉なます

こうした積極的な活動が行われた赤田集落の23年度は、地域資源をフル活用した
新たな活動が多く見受けられました。

●潟保集落
特産品を活用した活性化を目指す、西目町潟保集落。
りんご農家が多いことから、りんごを使った特産品、
「りんご酢」「りんごチップス」が開発されました。
りんごチップスを道の駅や、西目町のかしわ温泉で試し売りをし、好評を得ました。
また、3度にわたって行われた料理講習会では、集落の方々の交流機会を生みだし、
若い年齢層の方々が集落に出入りする機会を増やすことを目的に
国際教養大学の学生さんとともに、インド、イギリス、ヨーロッパのラトビア共和国の
りんごを使った料理を作りました。
潟保集落の特産品であるお米を使った笹巻きも一緒に作り、学生の方は
「地元の方々が笹巻きの笹を巻くのがとても早かった」と話しました。

潟保集落の特産品 りんごチップス

潟保集落では、今後もりんごのPRを行い、
さらにりんご以外の特産品の開発などが目標に掲げられました。

●坂之下集落

坂ノ下番楽 才の神焼き

坂ノ下番楽、才の神焼き、大井五郎満安など、
古くからの歴史を守り伝える矢島町坂之下集落。
坂之下集落で掲げられた課題は、「世代間交流機会の減少」。
ずっと続けていた運動会を中止したことから、集落内の交流機会が
減っていったと、坂之下部落会、茂木会長は話します。
今年度、坂之下集落で力を入れた活動は、人と人との交流でした。

今年度夏、坂之下集落では、10年ぶりに運動会の復活が実現しました。

集落の80%以上の参加率で、競技には集落の方の若いころの写真を見て、
誰かを当てるという「借り物競走」など、ユニークな競技も行われました。
※坂之下運動会の様子はコチラから!

もう一つの活動は、国際教養大学学生との民泊交流会でした。

民泊交流会 かまくらづくり 雪中田植え

民泊交流会は、2日間にわたりボリュームたっぷりな内容で行われ、
かまくら作りや「かんじき」体験など、様々な体験が行われました。
その中で行われた「雪中田植え」は、今回の交流会をきっかけに復活されたもので、
集落の皆さんは、雪中田植えのやり方を思い出しながら学生さんに披露しました。

民泊交流会を終えた後のアンケートで、
学生さん達は「家族が増えた気分」「回を重ねて絆を強くしたい」と答え、
坂之下集落の方々は「若い方のエネルギーを頂けた」
「二人家族のためいろいろな話ができ、とっても楽しいひと時を過ごさせてもらった」と回答しました。
今後の坂之下集落は、運動会の継続、交流イベントの開催を取り組んでいくとしました。

●新上条集落

まごころ直売所 新上条集落の野菜やなんばっこ

新上条集落のお母さん達が切り盛りする、「まごころ直売所」を活用した
集落活性化を目指す新上条集落。
平成21年度は現状把握の年、平成22年度は実践の年、そして今年度は
後継者確保の年としました。
まごころ直売所は、10年以上続いており、新聞折り込みやチラシなどで宣伝することがなくても
馴染みのお客さんの口コミにより、開店30分で野菜が売り切れてしまうほど人気の直売所です。
白菜やねぎなど、新鮮な野菜がどれでも100円で販売されています。
平成22年度には、イオンスーパーセンター前で直売所を開き、開店した早々に、
わずかな野菜しか残っていない状況となったそうです。大変好評を受けた直売所は
「今後も定期的に続けてもらいたい」と連絡が来るほどでした。
今後の新上条集落は、集落全体を「まごころ直売所」のような雰囲気にと、
「新上条まごころ集落」を目指します。

●滝集落

荷縄はずし祭り 民泊事業

滝集落では、国際教養大学の学生さんや、子ども達との交流を取り組んできました。
その活動は、滝運動会、荷縄はずし祭り&民泊事業と世代間交流増加が期待されました。

※荷縄はずし&民宿事業の様子はコチラから→ 荷縄はずし祭り 民泊事業

滝運動会には国際教養大学の学生が12名、滝集落の方々が約100名もの参加がありました!
13競技が行われた中で、3つの競技が国際教養大学から提案された競技でした。

滝運動会を行い、集落に新しい外部とのつながりが生まれたこと、
そして、国際教養大学から提案された新しい競技によって、
例年とは違う運動会が開催でき、スポーツを楽しむことができたことが
滝集落の大きい成果でした。
また、荷縄はずし祭り&民泊事業では、集落の方々が協力し、ふれあうことで強い結束が生まれ、
集落の魅力を再確認する機会となったようです。

●中直根集落

中直根の石焼窯 ピザ

今年度、中直根集落では「石窯」での活動や、
アケビ蔓細工の制作・販売、観光アケビ園の再建活動、
そして継続事業としてミニデイサービス「学びの里」が行われました。

※石窯を使って中直根集落で行われたピザの講習会の様子はコチラから!
※中直根集落で35年間続く、ビール祭りの様子はコチラから!

中直根 若勢会

学びの里では、アケビ蔓リース作りが行われ、若勢会が山で採取してきたアケビ蔓を土台に、
木の実やドライフラワーなどを使って飾り付けがされました。
アケビ蔓細工の販売も東京都で行われ、カゴを35個、リースを20個販売しました。
石窯ピザ作りでは、積極的に試食会が実施され、
味噌や納豆などの斬新なトッピングが試作されるなど、様々な活動が行われました。
中直根集落では、お互いを包み込めるような集落を目指し、アケビ蔓細工などの
年配の方々の経験という財産を活かしていきたい、と佐藤博栄さんが話してくださいました。

●滝俣(たきのまた)集落
滝俣集落には、不動の滝や、神社境内の杉・ブナの大木などの自然資源が豊富な集落です。
集落に来てくれる人を増やすこと、またそのために認知度の向上を目標に、米作り体験、米販売、
民泊体験などが行われました。

門松作り 田舎の夏休み

民泊体験では、滝俣集落産の米できりたんぽ作り、そして集落に伝わる門松作りなどが行われました。
集落の方々に教えてもらいながら学生さん達が作った門松は、学生さん達の家々で飾られ、
その門松をきっかけに滝俣集落のことを知ってもらうきっかけにもなりました。
衣川源流で栽培されている米「さとのたより」の訪問販売が3度にわたり行われ、
滝俣集落の認知度の向上を図りました。
初めは、米を通して集落のことを伝えるのに抵抗があったそうですが、
回を重ねるにつれ、徐々に伝えることができるようになっていったそうです。
学生達を対象とした民泊体験なども行ったことにより、
集落の認知度や、交流人口の増加につながりました。

●舘合新田集落

舘合新田集落 大学代表・佐藤さん(左)と集落代表・長谷山さん(右)

東由利地域の中心部「道の駅東由利」から車で約5分のところに位置する
舘合新田集落では、集落内の交流減少、祭りやイベントの衰退、共通意識の減少
などが課題にあげられていました。
今年度、舘合新田集落にはピザ窯が設置され、そのピザ窯を中心とした
様々な活動が行われ、集落内交流の増加を目指しました。

納涼・ピザ&ビアパーティ

納涼・ピザ&ビアパーティ、花火&ピザパーティ、ワイン&ピザパーティなどが行われ、
特に納涼・ピザ&ビアパーティには、家族連れが多く参加し、予想を超え70人余りが
参加し、賑やかなパーティーとなったそうです。
また、石窯のすぐ側には直売所が新たに設置され、野菜や石沢川で獲れる川ガニを
実験販売しました。人寄せを狙った川ガニは、毎日売り切れになるほどの人気だったそうです。
今後は、直売所の本格販売、石窯を活用し、ピザなどの体験販売、キノコの実験栽培、
山菜の集出荷などが計画されています。

●天神集落(上笹子)

由利本荘市無形民俗文化財・天神あやとり 御御輿

松皮餅 あわおかき

ブログの冒頭でも少し紹介しました「天神あやとり」や、天満宮のお獅子様など、
そのほかにも天神集落には様々な資源があります。
今年度行われた活動は、なめこ栽培、なめこやウキタケなどのきのこ缶詰の開発、
試験的に行われた民泊事業等です。
民泊交流事業では、かやぶき屋根の家の見学、雪下ろし体験、集落で育った野菜の収穫、
リンドウの花の収穫体験、日本の滝100選にも選ばれた「法体の滝」の見学など、
集落の方々と学生達が近い距離で交流をすることができました。

また、早稲田大学の方からの発表では、ボラバイトというプログラムが紹介されました。
ボラバイトは、ボランティア&アルバイトのことで、お金を第一としたものではなく、
集落の方とのコミュニケーションの場や、農家で人手を必要としている時期のお手伝いとして
考えられています。

今後、天神集落では、なめこ栽培、民泊事業の実践、ボラバイトの募集などを計画しています。

以上、9集落の報告では、各集落の資源を活かし、積極的な活動が行われてきました。
報告の中でスクリーンに映しだされた写真には、どの集落にも溢れんばかりの笑顔がありました。

取材の中で、たくさんの笑顔に出会い、その笑顔でいつも取材班は元気を頂いています!

報告会の後で行われた交流会では、各集落自慢の特産品や郷土料理などが試食できましたよ!

中直根の納豆汁 真坂会長

こちらは中直根集落のムラのページでもご紹介していました、「納豆汁」!
中直根若勢会の真坂会長が納豆汁を振る舞っていました。
納豆汁を食べると体の中からぽかぽかになりますよ~。

中直根の納豆汁を食べた方は
「あったまった!」
と笑顔を見せていました。

坂之下集落の自慢、お母さんたちの料理もたくさんありました!

坂之下のお母さんたち おからドーナツ

写真右はおからと餅米の粉で作ったおからドーナツ!
ドーナツに入っている黒ゴマが香ばしくて絶品♪

干し餅の油揚げ 味噌味のゆべし

その他にも、干し餅をあげたおせんべい(左)や、ゆべし(右)など、
会場で人気でした!
そのため、取材班が向かった時にはあとわずかになっていました(汗)

粉なます

こちらは、赤田集落の粉なます。
米粉を使った、赤田集落で昔から食べられているおやつです。
主にクルミをまぶして食べられていたものですが、
ブルーベリージャムとの相性が、また抜群なんです♪

アケビ蔓細工

中直根地域のアケビ蔓細工。
可愛らしいリースから、蔓細工のランプまで!
職人技です!

原木なめこの缶詰

天神集落からは、原木なめこの缶詰や「あわおかき」。
あわおかきを試食させて頂いちゃいましたが、
もう一つ、と手が伸びそうになってしまう……。
こちらのおかき、山芋入りなんですよ~!

そして、天神あやとりの実演!!

天神あやとり実演!

天神町内会の小沼会長が天神あやとりの歌を歌います。
こんなに間近で見ることができるなんて!
今回天神あやとりを初めて見る取材スタッフ。
張り付いて夢中で見てしまいました!
天神あやとりは、由利本荘市・無形民俗文化財に指定されているんですよ~!

こうして、元気な由利本荘市9集落の報告会が終了しました。
9集落に共通する想いは、これからも集落を盛り上げていきたい!ということ。
今年度で事業は最終となってしまいましたが、集落の元気は変わりません。

以上、笑顔いっぱい、元気いっぱいの報告会のリポートでした~!

Author: | Category:08由利エリア, 8 その他イベント, 上笹子地域, 中直根(なかひたね)地域, 坂之下地域, 滝地域, 赤田地域


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