先日、秋の上岩川の国際交流の様子をご紹介した際、
取材班も国際教養大学の学生さんと一緒にサイクリングロードを体験させてもらいました。
今回は、サイクリングロードの見どころをご紹介したいと思います。
冒頭の写真は、9月の元気ムラ県民フォーラムにも登場した
上岩川のジオラマと一緒にあった自転車の模型です。
このジオラマは現在の上岩川地域センター(旧上岩川小学校)に設置されています。
右の写真は、地域センター内にある「郷土かるた 私たちの上岩川」。
地域の小学生たちが作った郷土かるたで、あいうえお順に
上岩川の歴史や見どころが詳細に書かれています。
2010年に、上岩川の「房住里の会」では、郷土かるたに記された場所・計40か所に
黄色い看板と説明文を設置しました。
そして、「房住山浪漫うた街道」と題して、サイクリングロードコースをまとめています。
上岩川ふるさと交流館の前には、写真のようなマップ看板があるので、
現地で参考にしてみてください。
ちなみに「上岩川ふるさと交流館」前にある、黄色い看板に記載されているのは「み」。
「三つの碑 集めて並べし 小又口」と描かれています。
地名で言うと、「落合」の場所です。
この三つの碑については、こちらの記事をご覧ください~
その他の看板も、ちらっとご紹介しましょう。
上岩川ふるさと交流館から、勝平方面に進むと「上岩川改善センター」前に到着します。
木製の灯台のような建物が設置されています。
ここの場所は「ね」。
「ねぶ流し ケカツ流して 豊作祈り」と書かれています。
秋田県立大学生も参加した「ねぶ流し」が行われる場所です。
上岩川には、古い民家も多く残り、黄色くなったイチョウが、秋の風情を醸し出しています。
40か所に設置された看板には、詳しい解説分も記載されています。
普通に通るだけでは気付かない、地域の歴史を知ることができるんです。
サイクリングロードは1時間コースから2時間コースと様々です。
一番遠く離れたコースにチャレンジしてみたい人のために、
今回、最後に「房住山」へ続くサイクリングロードをご紹介したいと思います。
上岩川から上小阿仁村方面に続く県道37号線です。
地名でいう「小新沢(こあらさわ)」付近です。
眼前にそびえる山は「房住山」でしょうか?
さらに進むと扇滝の入り口に到着します。
ここは郷土かるたでは、「す」の場所です。
「末広の 扇滝で 涼をとり」。
季節によって色彩が変わる「扇滝」があります。
三種町の観光スポットの一つです。
扇滝のそばには、つり橋があります。
現在通行止めになっていますが、上から見るだけでも雰囲気がありますよ。
癒しのパワースポットです。
こちらは、別アングルから見た扇滝とつり橋です。
この場所から県道37号線を、さらに進むと房住山の登山口に到着します。
ちなみに、房住山登山ルートにも「郷土かるた」に名所が記されているので
全てを確認したい人は、登山装備を忘れずに!
「浪漫街道」の名の通り、上岩川には小野小町が訪れたという伝説や、
長面(ながつら)三兄弟の物語など、様々な言い伝えが残されています。
上岩川の魅力を知るには、このサイクリングロードは最適です。
ぜひ、地域の歴史に触れながら、上岩川の雅な雰囲気を感じ取ってください。
上岩川のサイクリングロードのリポートでした!