男鹿市脇本公民館で10月20日に行われた
高齢者健康生きがいづくり事業「ふれあい・いきいきサロン」に
落合漫芸一座が登場しました!
落合地域の漫芸一座は、結成して1年。
落合地域の皆さんが持つ趣味をイベントなどで披露しているうちに
「漫芸一座」が生まれたのだそうです!
この日、落合漫芸一座は、会場に集まった約80人のお客さんを笑の渦に巻き込みました!
漫芸一座の司会進行には、元気ムラフォーラムの料理を作ってくださったお母さんの一人
房子さんが登場です!
後で、その時に麦巻きを作ってくださったヨリ子さんも登場しますよ~!
※料理を作って頂いた時の様子は、コチラから!
20代の時の着物をこの日の為にリメイクしてきたんだそうです♪
演目の最初は座長の伊藤一男さんからの挨拶と、ハーモニカの演奏です。
演奏する曲は「岸壁の母」。
昭和29年(1954年)頃に流行した歌で、演奏が始まると会場のお客さんたちが
ハーモニカに合わせて歌い、会場は一体となりました!
さて、次の演目は「ばばこ舞」です。
敏美さんが語りを務め「ばばこ」をヨリ子さん、房子さん、タミさんの3人で演じました!
「ばばこ舞」は、地域によって違う話が描かれています。
今回一座の方々が演じたのは、3人の娘がそれぞれ違う土地へお嫁に行き、懐妊した3人の娘のお祝いに呼ばれた「ばばこ」の話です。
一番目の娘っこのお祝いでは「小豆まんま(ご飯)」のごちそうをたくさん食べ……
二番目の娘っこのお祝いでは「かすべ」のごちそう。歯にいっぱい挟まってしまいました!
三番目の娘っこのお祝いでは「とろろまんま」のごちそう。この時、ばばこはとろろまんまを36杯平らげています。
その後、「ばばこ」にとろろがかかってしまい、体中かゆくなってしまいます。
「縦に掻けばのびる、横に掻けば広がるし」とかゆがっている様子が舞っているように見えます!
さて、次の演目は、ばばこ舞の語りを務めていた敏美さんによる「民謡」です。
曲目は、「秋田馬子唄」です。
馬子唄は、馬の売買をしている商人の話で
哀愁漂う尺八の音と敏美さんの歌声に聞き入ります。
次は、ヨリ子さんによる新舞踊「大江戸花ごよみ」です!
とても艶やかで、観客の方の中にはうっとりと見惚れている方も!
ヨリ子さんの新舞踊のあとは、座長の一男さんによる「秋田万歳」!
その軽快な話し方と、思わず吹き出してしまいそうな小話に、秋田万歳が始まる前から……
大爆笑の会場!
秋田万歳が始まると、その時使われるつつみの代わりに
……なんと口を代用っ!?
思わず大声で笑ってしまう取材班。
すみません、我慢できませんでした!
秋田万歳のあとの「めぐすり」というお話、聞けば笑わずにはいられないお話でした!
一男さんが話している最中、声がすごく高く変わるところがあり、
その声に観客の方は「アハハ、声違う」とお腹を抱えていました。
その後、一座の皆さんでドンパン節を踊りました!
なんと、このドンパン節、みんなで合わせたのはこの日が初めてなんだそう!
凄い!
漫芸一座の皆さんは、全てのプログラムを終えた後
とても良い表情をしていました。
それはもちろん、観客の方々も同じです。
一男さんは、「皆がノッてきてくれて、会場の雰囲気が一体になってやりがいがあった!」
と話してくださいました。
どのようにしたら「お客さんが喜んでくれるか」を日頃から考えているといいます。
漫芸一座の皆さんは、お客さんの笑顔と笑い声を受けるたびに
輝きを増していたように思います!
以上、男鹿市脇本公民館から、やっぱり笑顔の力は偉大だと感じた
落合漫芸一座のリポートでした!