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産地直送ブログ

第1回・琴川すげ笠伝承塾が開講しました!

2010年6月24日

「すげ笠」を皆さんご存じですか?

無形文化財・琴川のすげ笠表面無形文化財・すげ笠の裏面

江戸時代、加賀から北前船によって男鹿半島に伝えられ、
男鹿市の無形文化財にも指定されているのが、この琴川集落のすげ笠。
地域の人々でつくる「琴川すげ笠づくり同好会」がその技術を受け継いできました。

山桜の部分

江戸時代の紀行家・菅江真澄の著作「男鹿の春風」にも記述される「山桜」。
その山桜の皮が、すげ笠のアクセントになっていて品がありますね。

繊細な工程が上品な形を作り出し、定評のあるすげ笠ですが、伝承者の高齢化と後継者不足により、「琴川すげ笠づくり同好会」はここ2~3年、活動を停止していました。

琴川公民館で開校

しかし、「すげ笠を後世に残したい!」という地元の若者たちにより、
再び伝承活動が再会されることになったのです。
6月22日、秋田県の元気なムラづくり“チャレンジ”支援事業にも採択された茄子地人協会が
「琴川すげ笠伝承塾」を開講するとのこと。さっそく琴川公民館に駆けつけてみると…

あふれかえる靴

靴であふれかえる琴川公民館の入口。

あふれかえる公民館

人であふれる琴川公民館。作業スペースが足りません(涙)

加茂青砂の土井さんご夫婦

「自分で作ったすげ笠が完成したら、民宿に飾りたい」と話すのは
すげ笠伝承塾に参加した、同じ男鹿市の加茂青砂で民宿を営む土井さんご夫婦です。

三浦猪吉師範デリケートな作業

「話を聞いたら面白そう!」と興味をもち、秋田市から参加した女性の姿も。
「簡単そうに見えて難しい」と話していました。
講師を務める「琴川すげ笠づくり同好会」三浦猪吉師範にアドバイスをもらいながら作業を進めます。

佐藤安延師範アドバイスする佐藤安延師範

三浦猪吉さんと共に頼りになるのは、すげ笠師範の佐藤安延さん。このお二人の指導なしに作業は進みません。すげ笠は1年を通して、何工程も経てようやく完成します。
この日行われたのは「竹骨づくり」「竹細工」と呼ばれる笠の骨格をつくる下ごしらえ作業。
昔の人々が手間をかけて伝統を受け継いできたということが分ります。

そして、すげ笠伝承塾初日は、空前の取材ラッシュ。
インタビュー攻めの三浦師範

新聞4社にテレビ取材が2社。インタビュー攻めに合う師範。アナウンサーの質問に堂々と答えます。

本日はここまで

この日完成した、塾生が作ったすげ笠の骨組です。この後はすげで「縫う」作業が待っています。

三浦猪吉師範02

初日の塾をふりかえって三浦師範は「おせじ抜きに、みんな上手でびっくりした。」
「こんな大ごとになると思わなかったけど、みんなの力で一つのものを残していければいい」
と、照れながら話していました。

茄子地人協会の佐藤毅さん

「伝承塾で作ったすげ笠をかぶって農作業する人々の姿を見てみたい」そう話すのは、茄子地人協会メンバーの佐藤毅さん。琴川で喫茶店「こおひい工房 珈音」を営んでいます。

琴川にくれば、すげ笠を学ぶ場があり、笠をかぶる人々の情景が広がる…

茄子地人協会メンバー

そんな夢が現実になれば最高!と語るメンバーたち。
琴川の田園風景にすげ笠は、よく似合いますね。

今回、「琴川すげ笠伝承塾」を企画・運営した茄子地人協会は農家、画家、飲食店、様々な業種の人々が協力しあい、お互いにメリットを提供しあうことを目的に行動しています。

茄子地人協会メンバーの福島さん

メンバーの一人、男鹿市で手造り惣菜の専門店を営むグルメストアフクシマさんも自家製コロッケを持って駆けつけました。全員が協力しあい、無事、初日を終えた茄子地人協会の面々です。

 

無事、初日を終えた「琴川すげ笠伝承塾」ですが、すでに第2回が7月に控えてます。
すげ笠名人の佐藤美恵さん

伝承塾初日のトリを務めるには、開校を待ちわびていた、すげ笠の「縫い」の名人こと佐藤美恵さん。笑い声であふれた6月22日の琴川公民館でしたが、ベストスマイルは美恵さんに決まりでしょう。次回は茄子地人協会と共に美恵さんの活躍もお楽しみに~!

Author: | Category:07秋田エリア, 五里合・琴川地域


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