天神あやとりをご存じですか?
昭和初期に上笹子の天神地域の青年が院内銀山で見た四国の演芸を、天神集落で独自に進化させた伝統芸能で、由利本荘市の無形民俗文化財に指定されています。
本海番楽や、貝沢からうすからみなど多くの芸能が残されている鳥海エリアで、天神あやとりは、昭和55年に結成された天神あやとり保存会によって、受け継がれてきました。
毎年行われる月山神社・宵宮の演芸プログラムは、天神あやとりのスピーディーな芸能で幕開けします。近年、国際教養大学の「AIU天神あやとり会(現 AIU秋田応援団)」の活躍などで、その注目度はぐんぐんアップしています。
様々な場所で演じられる機会が増えてきた天神あやとりですが、地元を舞台にすると雰囲気が違いますね。宵宮の月山神社境内、暗闇の中、ライトアップされた舞台で今年も天神あやとりは披露されました!
笹子小原節に合わせて、時間と共にスピードアップする様は、優雅な上に迫力満点。
今年は、峠サミットや東京早稲田大学での公演が依頼されている天神あやとりです。保存会のみなさんも忙しくなりそうですが、みなさん、ぜひ様々な機会で「生」の天神あやとりをご覧になってください!