狭い山道の峠を越えると、一気に視界が開き、そこに広がるのは…
若畑(わかはた)集落です!
集落の姿が目の前に現れると、思わず「おぉ~!!」と声を上げてしまいます。
空が本当に近くて、集落全体が明るいんですよ~。
今回の取材対象である湯沢市の若畑集落。
あきた元気ムラの元祖(?)といっても過言ではない集落です。
集落入口ですでに力強く「元気村」宣言。入口から「元気」な雰囲気が漂ってますね。
若畑集落は秋田県湯沢市の旧皆瀬村に位置する構成戸数10戸の小さな集落です。
しかし「小さい=弱い」に決してあらず。
若畑集落は「小さい若畑 大きい団結」をキャッチフレーズに元気なムラづくりを展開しています。
『みんな頼むど~!』と声をかければ、すぐに公民館に集まってくるそうです。
公民館では若畑のお母さん達の漬物を頂きました。
「ちょろぎ」に「ミズのコブ」、全部若畑で採れたものです。上品な味わいで食べやすいですよ。
この日、集落を案内していただいた若畑部落の会長・佐藤秀男さん
元気な証拠は、何よりもそこに住む人々の笑顔が証明していますね~。集落をバックにい~い笑顔です。
佐藤さんが案内してくれたのは、若畑の守り神「鹿島様」。
同じ湯沢市の岩崎地区の鹿島様は4メートルにもなる大きな道阻神で有名ですね。
さて若畑の鹿島様はどんな姿かしら…?
「!」
小さくて…かわいいですね~。
(神様に失礼かしら?)
しかし、小さくてもちゃんと兜をかぶり刀を備えた神様。しっかり集落を守ってくれてます。
若畑では4月、7月、11月の年3回、鹿島様の付け替え作業を行うそうです。
鹿島様の足元には土の中から顔を出したばかりのばっけ(ふきのとう)が。
「小さくても元気でたくましい!」が若畑のキーワードになりそうです。
若畑の春はこれからが本番ですよ~。