大館市中野(なかの)地域は、三日月状の細長い形をしており、中野上、中野中、中野下という3つのエリアに分けられます。
中野地域の南側には、「泣きっ面山」と呼ばれる山があります。岩肌が泣いているように見えることから名前が付けられた、八郎太郎伝説が残る山です。
この山から採掘された緑色凝灰岩は「十和田石」のブランド名で、全国各地の温泉施設や家庭のお風呂の床板として使われています。採掘現場の坑道は一般公開されており、スケールの大きさには、誰もが言葉を失います。
地域で活動する中野町内会は、2010年度秋田県の「元気なムラづくりチャレンジ支援事業」の対象団体に選ばれ、途絶えていた中野盆踊りを復活させました。
中野七夕や雪中田植えといった伝統行事が多く残っているこの地域で、歴史と文化を活かした地域づくりを大事に活動しています。
※人口・世帯数は令和4(2022)年4月1日現在の大館市のデータです。