鹿角市白欠(しらかけ)地域は、鹿角市の八幡平の麓に位置し、17世帯が暮らす地域です。地域に沿うように夜明島(よあけじま)川が流れ、中世鹿角42館の一つとされる「白欠館跡」が山の上に残されています。
白欠館跡が残る山の麓には、平成19年(2007年)に白欠地域の住民で作った炭焼き小屋「白欠ふる里夢工房」があり、毎年お盆に皆で集まって交替で番をしながら炭焼きが行われています。
白欠集会所には、平成26年(2014年)の6月から11月にかけて作られた「ピザ窯」を含む「ほっとハウス」があり、住民たちが行事などで集まった際にピザ焼きを楽しむほか、鹿角市で活動する「かづの若者会議」を招いてのピザパーティも行うなど、地域の交流の場として活用しています。
白欠地域の鎮守である「出羽神社」の社殿は、60年以上前に住民たちがお金を出し合って建立されました。出羽神社では毎年、元旦に「春祈祷」が行われており、雪が降る前には神社の周辺を点検するなど、地域の方々によって大切に守り伝えられている神社です。
「みんなで苦しんで、みんなで楽しむ」ことを大切にしており、白欠地域では、みんなで集まって楽しめる活動が行われています。
※人口・世帯数は令和2(2020)年4月1日現在の鹿角市のデータです。