八峰町の石川(いしかわ)地域は、旧峰浜村を通る国道101号から車で約20分の場所に位置します。
歴史は古く、伝統芸能である「石川駒踊り」は慶長7年(1602)佐竹氏が常陸から出羽へ転封された際に伝えられたと言われております。
昭和38年の大火の為、集落のほとんどが消失しましたが、火災の教訓を生かした集落の都市計画、転作田での特産品づくりなどに取り組み、大火から36年後の平成11年、農林水産祭むらづくり部門で、最高の栄誉と言われる「天皇杯」を受賞しました。
石川地域では、300年以上前からそばの栽培が盛んで、竹原神社祭典の参拝客に振る舞ったほか、年越しそばが各家庭で作られていました。石川そばの最大の特徴は、そば粉のつなぎに豆乳を使っているところで、全国的にも珍しい製法とのことです。
道の駅「みねはま」に併設されたレストランでは、挽きたて・打ち立ての地蕎麦粉の薫り高い石川そばを味わうことができます。
※人口・世帯数は令和4(2022)年4月1日現在の八峰町のデータです。